ハーフスペースでの回収はイングランド戦でも見られる。大会通じてベルギーの狙いどころとなった。CH手前とSB裏のスペースを順繰りに突き、短いショートパスでプレッシングを外す攻撃はカウンターアタックのお手本であった。 またルカクのWG起用は、デブルイネCF起用に押し出される形であると同時に、マルセロにぶつける事で高さでのミスマッチを狙ってのことだろう。マルセロが上がればその背後を突かせるところまでが計算だ。これはマルティネス監督とルカクが同時期にエヴァートンに所属していた際も同様の起用がなされていた。 ブラジルを突き放す2点目のゴールはこれらの策が奏功した結果生まれたものであった(後述)。 守備POINT ①基本陣形は最終3枚+手前CH1枚。菱形での計4枚体制 ②マルセロの背後はミランダがカバー。マルセロは帰陣の際CHの位置へ。 ③ルカクを完全シャットアウトしたミランダの対人能力 ④全員に植え