QualcommとAppleの和解によって、今年登場のiPhoneは5Gに対応する可能性が大きく高まりましたが、指紋認証機能の見直しにも注目が集まっています。 Qualcommが持つ複数の強み AppleとQualcommとの電撃和解は大きな驚きをもって受け止められましたが、Intelのスマートフォン向け5G対応モデム開発に遅れが生じている(最終的に撤退を発表)ために、仕方なく技術力で先行するQualcommとの和解に至ったとされています。70億ドル(約7,840億円)に上るとされるロイヤリティを支払ってでも、Qualcommの技術を採用したいと考えたAppleの意図が伝わってきます。 しかし、Qualcommとの和解でAppleが得たのは5Gモデムだけではありません。ディスプレイ内に埋め込む超音波式の指紋認証についてもQualcommは高い技術力を持っています。このタイプの指紋認証機能は