iPhoneの近距離無線通信(NFC)は、これまでApple Payのみに限定されてきましたが、これが欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)に抵触するのを憂慮したAppleは、欧州経済領域(EEA)内において自らサードパーティー開放を申し出ており、来月にもEU反トラスト法規制当局の承認を受けることになる、とReutersが伝えています。 Apple PayのみNFC使用の時代に終止符 よくよく考えると、iPhoneでNFCを介した非接触型決済を行うときApple Payしか使用できないのは納得がいきませんが、少なくともEEA域内においてこの独占状態が終わりを迎えそうです。 Appleは欧州委員会から今から2年前、NFCに他社がアクセスできないようにすることで、Apple Payの競争を妨害していると非難されましたが、同社は今年1月にNFC開放案を提示しており、世界全体の年間売上高10%