西洋の凋落を証明する「3つの要因」 ──2023年に弊紙から受けたインタビュー「第三次世界大戦はもう始まっている」が、今回の新著を書くきっかけになったと伺っています。すでに西洋は敗北を喫したとのことですが、まだ戦争は終わっていませんよね。 戦争は終わっていません。ただ、ウクライナの勝利もありえるといった類の幻想を抱く西側諸国はなくなりました。この本の執筆中は、それがまだそこまではっきり認識されていなかったのです。 昨年の夏の反転攻勢が失敗に終わり、米国をはじめとしたNATO諸国がウクライナに充分な量の兵器を供給できていなかった事態が露呈しました。いまでは米国防総省の見方も、私の見方と同じはずです。 西洋の敗北という現実に私の目が開かれたのは、次の三つの要因によるものでした。 第一の要因は、米国の産業力が劣弱だということです。米国のGDPにはでっちあげの部分があることが露わになりました。私は
Appleが2007年1月9日に初代iPhoneを発表してから17年が経ちましたが、昨年、故スティーブ・ジョブズ氏の歴史的なiPhone発表の瞬間をオーディエンス側から捉えた動画が公開されました。 ■3行で分かる、この記事のポイント 1. 初代iPhoneの発表から17年が経った。 2. 昨年、オーディエンス側からその瞬間を捉えた動画が公開された。 3. マルチタッチのアイデアには、聴衆が静まり返っている。 BlackBerryのボタンを揶揄するジョブズ氏 iPhoneの登場前、BlackBerryはスマートフォン市場で50%前後のシェアを占めていましたが、次第に時代から取り残されていき、同ブランドのライセンス契約は2020年8月31日に解消され、すべてのデバイスのサポートも2022年8月31日で終了しました。 昨年公開された初代iPhone発表の歴史的瞬間をオーディエンス側から捉えた動画
シリコンバレーでは多くのイノベーションが生み出され世界を変えてきたと言われますが、コンピュータの歴史を振り返ると、Xerox PARC (Palo Alto Research Center) の存在が大きな影響を与えてきたことは間違いないでしょう。 PARCはXerox傘下の研究開発機関として1970年にシリコンバレーに設立されました。コンピュータ、ネットワーク、デジタル化技術などの研究開発を通じて未来のオフィスを創り出すこと目的としていました。特に、Alan KayのDynabook構想に基づき、パーソナルコンピュータの実現が進められたことで知られています。 今では当たり前のGUIやそれに必要となるモニターやマウスなどが開発され、Smalltalkを搭載したAltoと呼ばれるコンピュータによって具体化されました。当時は革新的なもので、のちにAppleのLisaやMacintosh、Mic
アメリカ合衆国カリフォルニア州のマウンテンビューにある1996年設立のコンピュータ歴史博物館は、Apple Computerが製造・販売したオフィス向け16ビットパーソナルコンピュータLisaの発売から40周年を記念し、ソースコードを公開したとブログ投稿で発表しました。 商業的には失敗に終わったものの革新的なGUIを使用 Apple Lisaは、発売当時1万ドル近い価格のビジネスユーザーを対象としたコンピュータで、ソフトウェアやフロッピーディスクの問題と相まって、商業的には失敗に終わりました。わずか2年後にはより手頃な価格のApple MacintoshとLisa 2に大きく取って代わられましたが、Apple Lisaは革新的なグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を使用していたことで知られています。 Apple Lisaには、ワープロ、表計算、チャートなど、いくつかのアプリケ
ars technicaより。 1983年、エイコーン・コンピュータはCPUを必要としていました。そこで10人でCPUを作りました。 BY ジェレミー・ライマー それは1983年のことで、エイコーン・コンピュータは世界の頂点にありました。しかし、残念ながら、問題はすぐそこまで来ていました。 このイギリスの小さな会社は、イギリス放送協会(BBC)から全国ネットのテレビ番組用のコンピュータを製造する契約を受注したことで有名でした。同社のBBC Microの販売は急増し、120万台を超える勢いでした。 BBC Microの雑誌広告。キャッチフレーズは「The Shape of Things to Come (これからの形はこうだ)」でした。 しかし、パソコンの世界は変わりつつありました。親が子供の宿題を手伝うために買うような、安価な8ビットのマイクロプロセッサの市場は飽和状態になりつつありました
The Lunduke Journal of Technologyより。 Unix用のMacintoshアプリケーション環境 — 1994年にさかのぼります。 ブライアン・ルンデューク 1990年代、MicrosoftはSolarisとHP-UXに対応するソフトウェア(Internet Explorer、Windows Media Player、Outlook Express)を開発し、UNIXの「Windowsらしさ」を少しばかり持ち込みました。 しかし、AppleがMac System 7全体をSolarisとHP-UXに持ち込んだことをご存知でしょうか? そうなんです! 1994年にリリースされ、1998年に中断されました。「Macintosh Application Environment」と呼ばれていました。そして、それは本当に、本当にうまく機能していました! 注: 「Macin
In the 1990s, Microsoft developed software (Internet Explorer, Windows Media Player, and Outlook Express) for both Solaris and HP-UX — which brought a small dash of “Windows-y-ness” to UNIX-land. But did you know that Apple brought the entire Mac System 7 to Solaris and HP-UX? It’s true! First released in 1994 — and discontinued in 1998 — it was called “Macintosh Application Environment”. And it r
アップルは1月26日、黒人の歴史と文化をたたえるために、特別版なバンド「Apple Watch Black Unityブレイデッドソロループ」と、それに対応するユニティライト文字盤を発表した。Apple Watch Black Unityブレイデッドソロループの価格は1万780円(税込)。 このコレクションは、黒人の歴史を科学、テクノロジー、そして解放の文脈で探究する思想であるアフロフューチャリズムからインスピレーションを得たという。 Appleは人種間の平等と正義に関する取り組みを通じて、有色人種のコミュニティのために科学とテクノロジーにおける包括性の推進に力を注いでいる団体をサポートしている。 Black Unityブレイデッドソロループとユニティライト文字盤は、Appleの黒人のクリエイティブコミュニティメンバーと彼らに協力するスタッフがデザインし、アフリカ系移民の何世代にもわたる黒
「MacはLinuxだった」って本当? 「そうだね……」元Mac雑誌編集者は昔語りを始めた:ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(1/4 ページ) 経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。 マツ 「MacはLinuxだった」という趣旨のツイートが話題になっていて、ああそういうこともあったなあ、と思い出したので、ちょっと昔語りしようかなと。茶でも飲みながら。 ヤマー 私は紅茶を用意してきます。 戻ってきました。macOSは何がベースになっているかって話ですよね。 マツ 結論から言っちゃうと、現在のmacOSはUNIX系列のOSではあるけど、Linuxではないです。macOSのベースになっているのはDarwin。
Apple TV+、リンカーン大統領と奴隷制度に迫る新ドキュメンタリーシリーズを発表 2022 1/14 Apple TV+は現地時間1月13日、エイブラハム・リンカーンと奴隷制度廃止への道のりを探求する4部構成のドキュメンタリーシリーズ「Lincoln’s Dilemma(原題)」を発表しました。 2月18日、全世界で初公開 Appleは「Lincoln’s Dilemma」について、「複雑な人物であったリンカーンと、奴隷制度に対する彼の姿勢を形成した人々や出来事について、21世紀的な視点から考察したもの」だと説明しています。このシリーズではリンカーンだけでなく、奴隷にされた人々の物語についても取り上げられています。 ナレーションは俳優のジェフリー・ライトが担当し、同じく俳優のビル・キャンプはリンカーン、レスリー・オドム・Jrはフレデリック・ダグラスの声を担当する予定です。 このシリーズ
日中戦争の発端となった盧溝橋事件の日にあたる7月7日に新製品の発表を予定していたソニーが、「中国国家の尊厳を損なった」として当局から100万元(約1,770万円)の罰金を科されました。 ただちに撤回、謝罪 制裁を科された原因となったのは、ソニーが7月7日に新製品を発表するとして、6月30日にオンライン上で公開した広告です。しかし中華圏の人びとにとって7月7日は、8年間にも及ぶ日中戦争(日華事変)の発端となった盧溝橋事件(七七事変)が起きた日であり、忌まわしき日付です。 よりによって日本企業であるソニーが、新作を7月7日に発表するのは無神経だとされ、中華圏で大きく炎上、同社はただちに広告を撤回し謝罪しました。 問題となった広告で「更多精彩,随心記録(より鮮やかに、思うがままに記録を)」との文言が確認できるように、ソニーはVlog向けのデジタル一眼カメラ「VLOGCAM ZV-E10」をリリー
HIROKI HONJOさんのナチスドイツの経済成長(?)を支えた有名な「メフォ手形」についての解説。 タイトルは元ツイートからそのまま引用しました。 高〇須先生は、無邪気にナチを讃美する前にこのツリーを読むように(;一_一)
44年前の1977年1月3日(日本時間1月4日)は、Apple Computer Co. が米国で正式に設立され、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)とスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)、俗にいう二人のスティーブが共同創設者として登記された記念すべき日です。 2人のスティーブの後に加わった3番目の創設者であるロン・ウェイン(Ron Wayne)、最初にAppleに投資した人物は、Appleの株を800ドルで売ったため、その契約に入りませんでした(そしてそれはコンピュータ史上最大のもったいない事件として人々に記憶されることになります。。笑)。Appleを殆ど2人のスティーブの個人事業のような状態から会社・企業に変えるために必要な資金と専門知識は、マイク・マークラ(Mike Markkula)という名前の男性によって提供されました。そしてマイク・マークラはAppl
ジョブズが本当にAppleのCEOにしたかった「IBM PCの父」に見る、IT業界の分岐点:CloseBox(1/3 ページ) 大原雄介さんの連載「“PC”あるいは“Personal Computer”と呼ばれるもの、その変遷を辿る」の2回目が掲載された。 「IBM PC」がやってきた エストリッジ、シュタゲ、そして互換機の台頭 いよいよIBM PCの登場である。当然ながら、IBM PCの生みの親であり、IBMのPCビジネスを率いることになったドン・エストリッジが出てくる。そこで、5年前、個人ブログに書いた、エストリッジに絡んだエピソードをリライトしたので、サイドストーリー的に読んでいただければと思う。 そう、「ジョブズが本当にAppleのCEOにしたかった人物」というのはthe Dirty Dozenを率いてIBM PCを短期間で作り上げた「IBM PCの父」、ドン・エストリッジのことだ
マーチン・ノベル氏が、自身のYouTubeチャンネルで、Mac OS X 10.0~macOS 10.15までのデスクトップ画像を、5分間のタイムラプス動画にまとめて公開しています。 仮想化ソフトにインストール ノベル氏は仮想化ソフトを用いるなどしてこれらのOSをインストールしており、その過程も動画に収められています。 Mac OS X 10.0 Cheetah 2000年9月13日にリリースされたMac OS X Public Betaに続き、2001年3月24日にリリースされたのがMac OS X 10.0 Cheetahです。価格は税別14,800円でした。 Mac OS X 10.1 Puma 10.0から半年後の2001年9月25日に、DVD再生機能をサポートしたMac OS X 10.1 Pumaがリリースされています。 Mac OS X 10.2 Jaguar Classic
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