この40年、DECもSunも吸収合併で消滅し、IBMもPC事業を手放してしまったことを思えば、同社が継続していること自体が奇跡と言っても過言ではないでしょう。実際、Steve Jobs復帰前後は事業破綻一歩手前まで追い詰められ、同氏の復帰後の初仕事はMicrosoftの出資でそれを乗り切ったぐらいです。それが今や「世界で一番価値ある企業」。息を呑まざるを得ません。 しかし同社の40周年は、ちょっとほろ苦いものでもありました。同月26日(現地時間)に発表された16年第2四半期決算で、同社は13年ぶりに減収減益だったのです。時価総額世界一も、GoogleあらためAlphabet がすぐ後ろに迫っています。「ピークオイル」ならぬ「ピークスマフォ」で、同社は今度こそ「オワコン」ならぬ「オワカン」(オワったカンパニー)となるのでしょうか? 筆者の意見は、99% No、1% Yesです。 99