共産党は14日、第28回党大会を静岡県熱海市の党施設「伊豆学習会館」で開いた。覇権主義を強める中国への批判を盛り込んだ、16年ぶりとなる党綱領の改定案が提案された。党大会は18日まで5日間の日程で、野党連合政権を目指すとした大会決議案や党幹部人事などを協議する。 党大会は、2017年1月以来3年ぶり。志位和夫委員長は大会で、「安倍政権は政権末期の様相を呈している。いいかげんにこんな政治は終わりにしなくてはならない」と訴え、次期衆院選後の野党連合政権の成立に向け、共闘路線を強化する考えを示した。 党綱領改定案では、中国やロシアを念頭に、「いくつかの大国で強まっている大国主義・覇権主義は、世界の平和と進歩への逆流となっている」と指摘。「『市場経済を通じて社会主義へ』という取り組みなど、社会主義をめざす新しい探究が開始」などと、これまで中国を評価していた部分を削除した。志位氏は、「東シナ海におけ