初代Macintoshに同梱されたMacPaintは、その後のビットマップペイントソフトの共通祖先となったと言っていい、偉大な影響力を誇った。左にツールパレットを配置し、中央にドキュメントウィンドウ。ツールパレットをクリックすれば鉛筆やブラシ、塗りつぶしバケツが切り換えられる。このあたり前のフォーマットを作ったのがこのソフトだ。これ以前のものは、例えばろくなパレットがなく、キーボードの特定のキーでツールを切り替えるなど、直感的とはいえない操作性のものが多かったのだ。ただ、初期MacPaintは、メインウインドウは一つだけで、動かすこともできない、ただの背景みたいな動作だっだりして、メモリが128KBしかなかった当時の妥協の産物でもあったりする。スクロールバーもなく、ハンドツールでスクロールする。画像も576×720ピクセルモノクロ固定だったりする。 このMacPaintが作成する画像ファイ