【宜野湾】百田尚樹氏が自民党若手議員の勉強会で「普天間飛行場はもともと田んぼだった」などと発言したことが問題になっているが、戦前の宜野湾村や普天間飛行場の成り立ちについて写真や資料で紹介した企画展が17日から宜野湾市立博物館で開催されている。 宜野湾市によると、百田氏の発言が明らかになって以降、市立博物館などには飛行場建設前の集落数や飛行場の成り立ちを尋ねる問い合わせが複数、寄せられているという。宮城邦治館長は展示物を示し、「役場や学校、郵便局などがあったことが一目瞭然だ」とし、百田氏の発言が事実誤認だとの認識を示した。 企画展では普天間飛行場建設前の空撮写真に現在の同飛行場を落とし込み、かつてあった集落と基地に接収された様子を解説。戦前の宜野湾村の様子を写した写真や、沖縄戦中に使われた物品など309点が並んでいる。 宜野湾市教育委員会が発刊した「ぎのわん市の戦跡」によると、1944年にあ