南シナ海で人工島を造成し主権の主張を強める中国に対し、これを認めない立場を取るアメリカ政府が、人工島に軍の艦艇を近づける行動を検討していることについて、ロイター通信は「アメリカ軍の艦艇が人工島から12海里の中でパトロールを開始した」と伝えました。 また複数のアメリカメディアはすでにオバマ大統領が実行を決断したと報じています。 アメリカ政府は、これまでのところ確認を避けていますが、確認されれば中国の強い反発は必至で、米中間の緊張が高まることが予想されます。
【北京時事】中国外務省の陸慷報道局長は南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で米艦が中国の人工島の12カイリに入ったことを受けて談話を発表、「中国の関係部門が法に基づき、米艦を監視し、追尾し、警告した」と対抗措置を取ったことを明らかにした。 その上で「米艦の行動は中国の主権、安全への脅威であり、地域の平和と安定を損なう」と批判し、「強烈な不満と断固たる反対」を訴えた。 陸局長は米艦が「中国政府の承諾なしに違法に中国の島や岩礁の近海に進入した」と主張。中国が埋め立てた岩礁で行う建設活動についても「主権の範囲内であり、特定の国家を標的にしておらず、航行・飛行の自由に影響を及ぼさない」と改めて正当性を強調した。一方で「航行の自由を名目に中国の主権と安全を損なうことには断固反対する」と米国の対応を強く非難した。 さらに「挑発をたくらむいかなる国家にも断固対応する。海空で厳密な監視を継続し、
[東京/ワシントン 27日 ロイター] - 米国防当局者は米国時間26日、米海軍のミサイル駆逐艦「ラッセン」が、南シナ海で中国が造成した人工島から12カイリ(約22キロ)の境界に接近しており、12カイリ内に数時間とどまる見通しだと明らかにした。 中国は人工島から12カイリの海域を領海と主張している。 ラッセンは現地時間27日早く、スプラトリー諸島のスビ礁とミスチーフ礁付近を航行。これらの岩礁は、中国が2014年に大規模な埋め立てプロジェクトを始める前までは満潮時に海面下に沈んでいた。 米国防当局者はロイターに対し、「オペレーションが始まった。数時間以内に完了するだろう」と述べた。 *内容を追加します。
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