「サーフィン攻撃(SurfingAttack)」と名付けられた、耳に聞こえない超音波を使ってスマートフォンのデジタルアシスタントを起動し、指示を与える手法がセキュリティ研究者たちによって発表されました。 机に超音波を流して表面上のデバイスを攻撃 「サーフィン攻撃」は、机などの固体に超音波を伝播させ、その上に置かれたスマートフォンのデジタルアシスタントをハイジャックするという手法です。 超音波を発生させるのに必要なのは5ドル(約530円)の圧電トランスジューサのみとのことで、机の裏に取り付ければ上に置かれたデバイスの攻撃が可能となります。 研究チームは、超音波を使ってボイスアシスタントを起動し、発信、写真撮影、2段階認証のパスコードを含むメッセージの読み上げなどに成功したとされています。 最初にアシスタントを起動したとき、デバイスの音量を下げることで、攻撃が気付かれにくくなる、とも発表された