先日アメリカのラスベガスで起きた銃乱射事件から遡ること2年、カリフォルニア州東部サンバナディーノでも無差別発砲事件が発生しました。この時の犯人が所有していたiPhone5cのロック解除をAppleが拒否したため、最終的にFBIはとある企業(もしくはハッカー)に1億円ほどを支払って解決したとみられています。この企業の詳細や支払った額について先日、連邦裁判所はFBIが明らかにする必要はない、との見解を下しました。 FBIが公開する必要はないとの判断 今回の判決は、メディア企業3社(Asocciate Press、Vice News、USA Today)が、情報公開法に照らし合わせて詳細を公開すべきだとして、2016年9月にFBIを訴えたことによるものです。 FBIがどんな企業に対して、どの程度の額を支払い、どんな方法で解除したのかを明らかにするだけでなく、問題となったiPhone5c以外にも解