グーグル、フェイスブック、アマゾンの名前を、欧州連合(EU)絡みのニュースで、このところ立て続けに目にする。 EUのシリコンバレー嫌いは今に始まったことではないが、どうも、その動きがここにきて改めて鮮明になっているようだ。 それぞれの問題は、具体的なサービスを焦点にしている。 ただ、「EUは、それで何がしたいのか」との疑問の声も出ている。 ●良くない1週間 ニューヨーク・タイムズの3日付(電子版は2日付)の記事が、この動きをうまくまとめている。 欧州に展開する米国の巨大IT企業にとって、今週は良い1週間とは言えないだろう。 欧州委員会のグーグルに対する独占禁止法(EU競争法)違反調査は、加熱する様相だ。フェイスブックのプライバシー管理の調査に乗り出すEU加盟国も、その数を増した。 そして、アップル。アイルランドにおける法人税の節税対策で既に批判を浴びているが、今度は、今年立ち上げ予定の新た