グーグルはアップルとのモバイル・プラットフォームを巡る争いを征したかのように見えるが、争いの焦点が少しずれているようだ。グーグルは Android によってモバイルを支配してはいるが、コンテンツのアプリ化が進むに従って、500 億ドルを越える同社の広告ビジネスは重大な危機に直面しつつある。ネイティブアプリ用のプラットフォームに集中することで、結果的に HTML5 を無視する形となり、グーグルは自社の検索技術の支配下にないマーケットを支えることになってしまっている可能性があるのだ。 ネイティブ・アプリの脇役に甘んじるウェブ私はモバイルでいつもグーグルのサービスを利用している。調べもの、翻訳、辞書など、様々な用途で使う。だが、ひょっとしたら私は例外的な存在なのかもしれない。一般的にはモバイル・インターネットよりもモバイル・アプリのほうが良く使われているのだ。Nielsen の最新の調査データは