グーグルは2018年1月26日、1週間前に全世界で提供を開始した新たなクラウドサービス「Google Cloud AutoML」の日本国内向け説明会を開催した。Google Cloud AutoMLは、同社が今後の軸となる一つとして開発を進めているAI(人工知能)を、より簡単に活用するためのサービス。「AIの民主化のためにまだやれることがある」(グーグル・クラウド・ジャパンの大藪 勇輝マシンラーニングスペシャリスト)と意気込む。 同社が目指すAIの民主化とは、活用したい企業や開発者が誰でもすぐにAIを使えるようにするというもの。これまでのグーグルのAIサービスでは、あらかじめ同社が用意した「学習済み機械学習モデルを利用するもの」と、「ユーザーが自分でカスタムモデルを開発するもの」の2種類を提供してきた。前者は専門知識なしですぐ簡単に利用できるものの、ビジネスとして活用できるレベルの結果を得