話題のApple Payについて、私見を書きたいと思います。 Apple Payのビジネスモデルは、今までのVISAやMasterにとって、聖域であった「ブランドとイシュアーの収入」から一部をAppleが受け取るというもので、このマネタイズに成功したAppleがすごいということで、話題をよんでいますが、僕の視点は異なります。 結論から言えることは、「利害関係が合う者同士の合理的な判断」というものです。 これは、VISA, Master, Apple, Googleというモバイル決済を巡るビッグプレイヤーの動向を見て行くとよく分かります。 まず、決済の世界は、Amazonやヤフーオークションのような完全にオンラインの世界で行われる決済とコンビニやレストランなど、オフラインで行われる決済の2つに大別ができます。 一般消費者の可処分所得において、日本では3%強程度が、オンライン決済、残り97%は