アップルがWWDC 2020で発表した新「マップ」。左から提携したガイドサービスによる情報、2020年秋予定の360度見まわせる日本の「Look Around」、道の勾配や混雑の状況、経路に階段があるかなどを考慮した「自転車の経路案内」 我々がスマホを使う上で、地図サービスは基盤といえるものだ。過去にはシンプルに地図や衛星写真を表示し、住所に基づいて場所を検索するものだった。しかし現在、地図サービスは高度化・多機能化へと進んでいる。その結果として、地図サービス・プラットフォーマーによるデータ整備が進んでいる。Googleマップとアップルの「マップ」はその代表例だ。だが、アプローチは真逆ではないか、と思っている。 以下は筆者の想像を含む話なので、その点をご留意いただきたい。だが、そこまで外れていない、と考えている。各社がなにを行おうとしているのか、その方針はどう違うのかを知ることは、さまざま
2016年7月、ゲームアプリ「ポケモンGO」がローンチし、世界的な大ヒットを記録した。今でも週末には、公園や駅前の広場に大勢の人が集まってポケモンを捕まえようとしているのを見掛けることがある。ポケモンGOの運営元、ナイアンティックの代表を務めるのはテキサス州出身のジョン・ハンケ氏だ。彼のことはポケモンGOの制作者として知っていても、それまでの経歴について知っている人は多くないかもしれない。 ジョン・ハンケにとってナイアンティックが初めて設立した会社ではない。ナイアンティックは3社目だ。初めての起業は、カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネスの在学中に立ち上げたインターネットゲームの会社だった。これは、その後事業売却している。2社目は、イントリンシックという別のスタートアップからスピンアウトする形で創業したキーホールだった。キーホールでは「地球の3Dモデルを世界に届ける
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