遂に古巣へ復帰したジョブズは次々と手をうち、そしてAppleを倒産の危機から救い出す。そこには経営者失格の烙印を押された過去の姿はもはやなかった。それだけでない。彼はApple復帰時、やがて音楽産業のみならず人類の生活を一変させる革新的な技術を古巣に持ち帰っていた。没後十周年の連載企画、第十弾。 ■音楽産業を救ったふたつの原石 一九九四年。ジョブズのネクスト社は約百万ドルの黒字を実現した[1]。 地味な数字だったかもしれない。だがApple Ⅲ、Lisa《リサ》、初代Macそしてネクスト・キューブにピクサー・ワークステーションと、その関わったすべてが赤字だったこれまでを思えば、ジョブズがディレクターから経営者へ確かに成長しつつあることの証でもあった。 ハードウェアを切り捨てただけでない。強みに集中するため、ネクストの魂ともいえるOSすら切り離した。ネクストのオブジェクト指向環境を、ライバル
再起したジョブズだったがことごとく事業に失敗し、遂にじぶんの人格や経営手法にこそ問題があったのだと受け入れざるを得なくなる。そして彼は変わり始めた。その変容なくば今、Appleはこの世に存在せず、iPhoneも無く、サブスクで音楽産業が復活する未来も霞んでしまっただろう───。没後十周年を記念する集中連載第9弾。 ■夜明け前。どん底で変わり始めたジョブズ 一九九二年、若きジョブズを追放したスカリーCEO率いるAppleがパソコン販売台数で世界一を記録。対してジョブズの方は、もはや資金の限界に達していた。 なにもかも諦めてしまおうか。中学生の長女リサと、生まれたばかりの長男リードと、最愛の妻ロリーンとで静かに暮らそう…。 当時、そんな相談を周囲にしていたという[1]。人生の目標が家庭の幸せと安定だというならば、彼はもうそれを達成しつつあった。 もうひとつの会社ピクサーでは、世界初のCGアニメ
テクノロジーライター、Gマーク・パートナーショップ「AssistOn」取締役。 スティーブ・ジョブズ、ビル・ ゲイツ、スティーブ・ウォズニアックのインタビュー記事をはじめ、IT、カメラ、写真、デザイン、自転車など様々な分野の文筆活動や、製品開発のアドバイスを行う。 主な著書・共著書に『成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか』(講談社現代ビジネスブック)、『インテル中興の祖 アンディ・グローブの世界』(同文舘出版)、『ICTことば辞典』(三省堂)など。主な訳書に『Apple Design 日本語版』(アクシスパブリッシング)、『スティーブ・ジョブズの再臨』(毎日コミュニケーションズ)など。 最新刊として、『ルンバをつくった男 コリン・アングル「共創力」』(小学館)。 AssistOnホームページ:https://www.assiston.co.jp ビジネスを変革するテクノロジー 今やテ
(#1 倒産寸前だったアップルの復活前夜) (#2 ジョブズ復帰でアップル社内はどう変わったか) スティーブは戻って来ると数多くあった事業部を絞り、PCの開発だけにフォーカスすることに決める。そうしてiMacの開発が始まるが、当時コンシューマー市場から撤退していたアップルは、製品やブランドと共にビジネスモデルも変える必要があった。 コンシューマービジネスの基盤づくり 大熊:スティーブが戻って来て、アップルのビジネスはどう変わりましたか。 河南:当時、日本ではディストリビューターと契約して、全部で3500店舗くらいがアップルの製品を扱っていたのですが、iMacを販売する時に、扱う店舗を100店舗くらいに絞りました。 ディストリビューターとの契約ではなく、店舗との直接契約に変えています。その理由は、コンシューマー向けに低マージンで商品を提供できるチャネルを作るためでした。ただ、そうなると、今ま
痩せやすい体質の人が羨ましいな… ダイエットしようにも、運動する時間がない! 仕事に家事に…とにかく忙しい。 そんな私にピッタリのサプリメントを見つけました。 その名もメラスイッチ。 日常生活のちょっとした運動をメラメラタイムにスイッチONしてくれるサプリ。 アラニン バナバ葉エキス グルタミン といった成分が、少しの運動もムダにさせないから、通勤や家事をダイエットタイムにしてくれるとのこと。 口コミでの評判も良かったので、メラスイッチを試すことに。 痩せにくかった私に変化があったのか、本音の口コミをレビューします。 メラスイッチを実際に飲んでみた効果と口コミ ここからは、私がメラスイッチ(MERA SWITCH)を試してみたリアルな口コミをレビューしていきます。 日常生活のちょっとした運動で、痩せることができたのか? 実際にメラスイッチを飲んで調査した結果をお伝えします。 メラスイッチの
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