10年近くにわたって争われてきたiPod/iTunesのDRMをめぐるアンチトラスト訴訟で、原告が対象となるiPodを所有していないことが判明し、被告のAppleが訴訟の却下を求める事態になっているそうだ(SlashGearの記事、 Cult of Macの記事、 BBC Newsの記事、 本家/.)。 この訴訟は当初2005年に提起されたもので、原告側はAppleがDRM技術「FairPlay」を使い、iTunes Music Store(iTMS)以外で購入したメディアファイルをiPodで利用できなくしたなどと主張。2006年9月12日から2009年3月31日までにAppleから直接iPodを購入した米国の個人または法人すべてを代表し、約3億5千万ドルの損害賠償を求めたクラスアクション訴訟となっている。先日開始された審理では、Appleがユーザーに通知せずiTMS以外で購入したメディア