高速増殖炉 今後の見通し立たず 5月6日 4時5分 福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」が14年ぶりに運転を再開してから、6日で1年になります。もんじゅは去年夏のトラブルで、計画が半年以上遅れているのに加え、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、さらなる厳しい安全確保が求められていて、今後の見通しが全く立たない状態に陥っています。 福井県敦賀市にある「もんじゅ」は、1年前の去年5月6日、ナトリウム漏れ事故以来およそ14年半ぶりに運転を再開し、国が進める核燃料サイクル政策の柱となる高速増殖炉の研究開発は再び動きだそうとしていました。ところが、点検で運転を止めたあとの去年8月、燃料を交換する重さ3トン余りの装置が原子炉内に落下し、ふたに引っ掛かって抜けなくなり、計画が半年以上遅れています。また、東京電力福島第一原発の事故の影響で、もんじゅではほかの原発と同様に、外部電源喪失に備えた対策や訓