朝日新聞夕刊の「新・欲望論」の第4回の中で、 宮崎事件についても触れていたのですが、 その中にこんな記述がありました。 ちなみに、これは建築学者で 「趣都の誕生 萌える都市アキハバラ」を書いた 森川嘉一郎氏による寄稿です。 (略) そもそも漫画やアニメの愛好者と変質者的な傾向が結びつけられるようになったのは、1989年、幼女連続誘拐殺人の容疑者として宮崎勤が逮捕された時に、ビデオやポルノ漫画誌とおぼしきものがうずたかく積み上げられた、宮崎の個室が映されたことが契機となっている。 ところが最近になって、その部屋は、撮影をしたテレビのカメラクルーによって雑誌の配置に手が加えられ、ほとんどがポルノ漫画やそれに類するものであるかのようなイメージが流されたのだと、当時現場で取材していた大手新聞社の記者が、ブログで吐露した。マイナーな趣味嗜好に犯罪の原因を着せ、断罪しようとする欲望が、そこに透けて見え