透過率80%と外界が見やすく、映像も明るく投影できるコニカミノルタのホログラフィック光学素子(HOE)。このHOEを使った単眼式のスマートグラスがCEATECで公開された。 コニカミノルタは10月7日、同日開幕した「CEATEC JAPAN 2014」でホログラフィック光学素子(HOE:Holographic Optical Element)を使った「ウェアラブルコミュニケーター」(WCc)を公開した。 同社のHOEは約80%と透過率が高く、シースルー型のヘッドマウントディスプレイやスマートグラスに採用した場合に、他社のハーフミラー型と比べてさらに明るく大画面の映像を投影できるのが特徴。 平面でありながらレンズのような特性を持たせられ、画角が25度と広いうえ、屋外でもはっきりと映像を投影できる。また外界側から投影情報が見えないのもメリットだという。
かちかちに凍ったアイスクリームでも簡単にすくえる-。富山県高岡市の鋳物メーカーが開発したアイス専用スプーンが好評だ。熱伝導率が高いアルミを使い、体温でアイスを溶かす。まるでスプーンが吸い込まれるような使い心地が、世界的なアイスブランド「ハーゲンダッツ」の目に留まり、5月から、ベルリンの店舗で販売されている。 開発したのは昭和22年に創業した高田製作所。当初は仏具専門だったが、最近では、インテリア小物や食器の製造販売も手掛けている。常務の高田晃一さん(40)や担当のデザイナーがアイスを食べようとしたときにスプーンが刺さらなかった実体験から開発を思い立った。 材質には、同社が扱う銅やスズと比較して熱伝導性の高いアルミを採用。長さ約10センチのへら状で、取っ手の部分には体温を滞留させるため約2センチの厚みを持たせ、熱がスプーンの先端まで伝わるようにした。 試行錯誤を経て3年前に発売。今では、生産
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