気象庁が虎ノ門に移転 明治の観測開始地 2020年11月15日14時53分 気象庁が移転 気象庁が皇居の北東側にある現庁舎(東京都千代田区大手町)から霞が関の中央官庁街に近い新庁舎(港区虎ノ門)に移転することになり、引っ越し作業が進んでいる。虎ノ門は政府が1875(明治8)年に気象と地震の観測を開始し、当時の東京気象台が82年に皇居北部に移転するまで置かれた場所。138年ぶりに戻ることになる。 水蒸気観測やスパコンで向上 豪雨予測精度―気象研 14階建ての新庁舎ビルは港区と合同で建設され、庁舎1、2階にある区立みなと科学館は今年6月、2階の気象庁気象科学館は7月にオープンした。大地震・津波や火山噴火が発生した際の記者会見場は今月16日に新庁舎へ移り、12月上旬に引っ越しが完了する予定。 大手町の現庁舎は1964年から使われ、当初は2013年度をめどに移転が計画されたが、ずれ込んだ。気温や雨