タグ

bookに関するbt-shouichiのブックマーク (2,038)

  • リバタリアンが集まる町を作ったら、そこは熊の巣窟になった──『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』 - 基本読書

    リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか 作者:マシュー・ホンゴルツ・ヘトリング原書房Amazon はじめに どのように人々は集まってきたのか? 自由な町にヤバいやつらが集まってくる。 リバタリアンらは町を良い方向に変えたのか? おわりに はじめに 他者の身体や私的財産を侵害しない限り、各人が望むすべての行動は自由であると主張する、リバタリアンと呼ばれる人たちがいる。すべてを自由にすべきと考える原理的な人から、条件的に制約を認める人まで無数の思想的内実があるわけだが、そうした思想を持つ人々にとっては多くの国家・地域は制約だらけにみえるだろう。 自分たちの思想を社会に反映させるためには、民主主義の場合にはリバタリアン的思想を持つ候補者に票を投じたり、自分自身が立候補して国の方針を地道に変えていかなければいけないわけだが、それは当然ながらなかなかに大変な

    リバタリアンが集まる町を作ったら、そこは熊の巣窟になった──『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』 - 基本読書
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/27
    “リバタリアンの話をメインに期待して読み始めたのに実際は熊の話ばかりなので期待外れなのだが(邦題にも熊入れてくれ)、一方で町の成立、発展過程。熊に関連した話もちゃんとおもしろく”
  • 古事記の世界(西郷信綱著)の要点整理 - tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

    名著のほまれ高い西郷信綱著『古事記の世界』(岩波新書)を読んだ。短距離通勤の車中で読んでいたので、通読するのに2週間以上かかってしまった。読み終わったあと当ブログで紹介しようと、1週間かけてもう1度読み返した。おかげで古書店で買ったは、付箋(緑と赤の2種類)と蛍光ペン(黄と緑の2色)で、悲惨な状態になってしまった。読んでいる途中でN先輩に「これは良書ですよ」と申し上げると、早速その足で買い求め、わずか2日で読み上げたそうで、これはとてもマネできない(ただし2日間とも、午前1時まで読んでいたとのこと)。 版元の紹介文は《イナバの白兎,国引き,オロチ退治,海幸山幸,天の岩屋戸の話など,古事記は私たちにとって親しみ深い古典である.著者は,古事記伝の宣長という縦糸と,イギリス社会人類学の横糸とを交錯させる新しい問題意識に立って古事記を読み解くことにより,その質を明らかにした.新しい光に照らし出

  • 「コルセットをしなくてもいいとどんなにいいだろう」と、与謝野晶子は述懐した -乳房文化研究会 (編)『乳房の文化論』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

    乳房文化研究会 (編)『乳房の文化論』を読んだ。 乳房の文化論 発売日: 2014/11/19 メディア: 単行 内容は、紹介文の通り、 おっぱい、お乳、バスト、胸、時と場合によってまことに変幻自在、さまざまの呼び名で親しまれている乳房はまったくもって「不思議のかたまり」。そして、その不思議の分だけ乳房の研究、乳房の学問は奥が深い。20年以上にも及ぶ広範な研究のなかから精選された乳房論の数々。 という内容。 研究会だけあって、内容は実に真面目である。 この対象に関して興味のある方はどうぞ。 以下、特に面白かったところだけ。 (なお、以下に取り上げるのは、すべて、深井晃子「揺れ動くおっぱい―ファッションと女性性への視線」からのものである。) パッドとコルセットの歴史 現在の偽おっぱい、パッドの祖とでも言うべき小物を使って取り繕おうとする年配女性たちの、むなしくも切ない努力 (258頁) 1

    「コルセットをしなくてもいいとどんなにいいだろう」と、与謝野晶子は述懐した -乳房文化研究会 (編)『乳房の文化論』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/18
    “(なお、以下に取り上げるのは、すべて、深井晃子「揺れ動くおっぱい―ファッションと女性性への視線」からのものである。) ”
  • https://twitter.com/ttt_cellule/status/1680776032457232384

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/17
    “ミネルヴァ書房の『ドイツ文学の道しるべ』めくってる。 フォントと書式の高校教科書模倣がすごい(こうしないと結局学生は読まないと見切ったか)”
  • 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?

  • https://twitter.com/tanosensei/status/1680374852933521408

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/16
    “「君たちはなぜ試し読みすら読まないのか」というよりも「君たちはなぜ試し読みすら読みたくないのか」ということなんだろうなぁ。”
  • 唐沢孝一『都会の鳥の生態学』を読む - mmpoloの日記

    唐沢孝一『都会の鳥の生態学』(中公新書)を読む。副題が「カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰」というもの。唐沢は都会の鳥=都市鳥について半世紀以上にわって観察してきたという。その長年の研究実績から具体的なエピソードが満載されている。新書という形式には収まり切れないほどの情報量だ。それらがとにかく面白い。 上野不忍池では手乗りのスズメが見られると、その写真が掲載されているが、これは私も見たことがある。 ツバメの営巣場所の変転を長年観察して、街の再開発によってどのように移り変わっていったか報告している。こんなに変わっていったのかと驚いた。営巣地に集中してコロニー状態になると、来一夫一婦のつがいだが、浮気をし婚外子が生まれるという。さらにメスをめぐってオスの子殺しが行なわれる。 唐沢が設置したエサ台を観察したところによると、スズメの寿命は最長7年半だったという。日比谷濠の近くにある楠木

    唐沢孝一『都会の鳥の生態学』を読む - mmpoloの日記
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/15
    “副題が「カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰」というもの。唐沢は都会の鳥=都市鳥について半世紀以上にわって観察してきたという。その長年の研究実績から具体的なエピソードが満載されている。”
  • 長谷川克「ツバメのひみつ」 笑えて学べる愛らしき鳥の生|好書好日

    ツバメという鳥は、春にやってきて軒下に巣を作り、秋には遠くに去っていく、典型的な渡り鳥である。これまでずっと、身近な存在であって愛されてきた。それがこの頃、あまり見られなくなっているように思う。 それは、東京に住んでいる私の印象だ。私は1990年代に、大学の教養課程の授業の一環で、小田急線沿線の駅などに巣をかけているツバメの行動を観察したことがあるが、今はもうそんな光景はまれになってしまった。書によると、現実にそうであるらしい。まだ絶滅が危惧されるほどではないが、確実に減ってきている。 著者は、もう15年以上にわたり、実際にツバメの行動を観察して研究を続けてきた、ツバメのプロである。書は、このツバメという、ごくありふれた鳥の、形態、五感のあり方、飛翔(ひしょう)能力、配偶、子育て、渡りなどなどについて、およそすべてのことを解説している。帯に書かれているとおり、「ツバメのひみつ」を1から

    長谷川克「ツバメのひみつ」 笑えて学べる愛らしき鳥の生|好書好日
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/11
    ツバメ減ってるよなー。数年前まで近所にツバメの巣スポットがいくつかあったのが今や1つだけになってしまった
  • 牛島信明「反=ドン・キホーテ論」

    牛島信明は岩波文庫版「ドン・キホーテ」の最新版の翻訳者であり、セルバンテスの研究者としては、日では一流の人だったと思う。惜しくも(2002年に)62歳で亡くなってしまったが、幸い翻訳のほかに、ドン・キホーテ論も残してくれた。ここに紹介する「反=ドン・キホーテ論」がその主な業績だ。 「反=ドン・キホーテ論」とあるのは、従来支配的だったドン・キホーテ論に異説を唱えたい、という意思が込められているのだろう。 牛島が理解する従来の定説とは、一つには、ドン・キホーテという小説を、一方ではスペイン歴史の中で現れたスペイン的な現象として位置付けようとする見方であり、主にスペイン語系の学者たちによって共有されている見解である。もう一つは、この小説をルネサンスの残照の中で現れた最初の近代文学として位置付けようとする見方で、これは世界中の学者たちによって広く共有されているところである。 「ドン・キホーテ」

  • 『新装版 大江健三郎同時代論集』(全10巻)刊行のお知らせ - 岩波書店

    大江健三郎、自選自編エッセイ評論集成を復刊。 読みつづけ、考えつづける── 著者自ら編んだエッセイ・評論集成 谷間の村で敗戦をむかえた少年は、戦後民主主義の教育を受け、やがて書く人間となった。憲法の光を未知の闇に向けながら、広島、沖縄をつうじて戦争の全体的な記憶を訴え、平和を構想し、人間の恢復を願った。核の恐怖がなおも続き、戦争放棄と主権在民の原則が脅かされるいま、大江氏の批評を(re-)readし戦後の精神を受け継ぐ。 同時代論集とする理由 作家として仕事を始めるのと同時に、僕は批評的な文章を書き始めもした。そのエッセイ・評論は、問題とする事態がなくなれば論文の必要もなくなると中野重治の定義したような、実践的な文章ではなかった。また読み手の思考のために知の道具をあたえる、専門研究者、学者の論考のようでもなかった。 僕は自分が生きる同時代を理解するためにのみ、エッセイ・評論を書いてきたので

    『新装版 大江健三郎同時代論集』(全10巻)刊行のお知らせ - 岩波書店
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/06
    “『新装版 大江健三郎同時代論集』(全10巻)刊行のお知らせ”
  • 松村圭一郎『旋回する人類学』 - 憂愁書架

  • 正直、すごい煽り気味のタイトルではあるが、しかし、それに見合うだけの面白さと説得力がある -春日太一『なぜ時代劇は滅びるのか』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

    春日太一『なぜ時代劇は滅びるのか』を再読。 なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書) 作者:春日太一 発売日: 2014/09/16 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 かつて映画テレビドラマで多くの人々を魅了した時代劇も、2011年には『水戸黄門』が終了し、民放のレギュラー枠が消滅。もはや瀕死の状態にある。その理由はひとこと。「つまらなくなったから」に他ならない。/「高齢者向けで古臭い」という固定観念、「自然体」しか演じられない役者、「火野正平(=いい脇役・悪役)」の不在、マンネリ演出を打破できない監督、何もかも説明してしまう饒舌な脚、朝ドラ化するNHKの大河ドラマ・・・・・・。 (引用者後略) という内容。 正直、すごい煽り気味のタイトルではあるが、しかし、それに見合うだけの面白さと説得力がある。*1 以下、特に面白かったところだけ。 時代劇はマンネリと言われてしまうの背景 その結

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/02
    “制作現場は、テレビ時代劇の生産効率を向上させるために、物語をパターン化させ、結果、「時代劇はマンネリ」というイメージを生んだ。”/『八重の桜』で松方弘樹が他の出演者とは全然違ってたのを思い出した
  • 竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな

    実は書の著者は大学時代のゼミも一緒だった友人で、いつか書いたを読んでみたいものだと思っていたのですが、まさか「あとがき」まで入れて761ページ!というボリュームのを書き上げてくるとは思いませんでした。 タイトルからもわかるように三木武夫の評伝なのですが、タイトルに「戦後政治」と入っているように三木武夫を中心としながら三木が亡くなるまでの戦後政治をたどるような内容になっていることと、「政局」と「政策」の双方を追っているとことが、書がここまで厚くなった理由でしょう。 「バルカン政治家」という異名からもわかるように、三木武夫というと「政局の人」というイメージが強いですが、書はその「政策」をきちんと追うことで、三木の行動原理のようなものがわかるようになっています。もちろん、その判断は権力闘争と密接に絡まっているわけですが、権力闘争と政策が渾然一体となっているところが三木の面白さかもしれま

    竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/01
    “「非推薦で当選」という看板は戦後の三木にとって大きな資産となりました。三木は当選後には翼賛政治会に参加し、鈴木貫太郎内閣では軍需参与官に任命されていますが、戦後に公職追放されずにすんだのです(”
  • 【書評のようなもの】『仮面のKCIA 国際勝共連合=統一協会』 - Ingsoc

    あべぴょんはドラマ『第5共和国』の世界に転生して朴正煕になっていた。「統一協会=国際勝共連合の生みの親ともいうべき前韓国大統領朴正煕は、腹心に射殺されるという皮肉な末路をたどったが、日に"輸出"された勝共連合は、日の反共反動勢力の庇護のもとに、いまなお謀略的な反共策動を続けている」(p.3)。 「統一協会は朴政権およびKCIA(韓国中央情報部)に再組織され、彼らの擁護の下に組織を拡大してきた」(p.15)。「フレーザー委員会が数かずの公的資料で明らかにしたように、統一協会はKCIAによって政治的道具として使われたという指摘はその通りである。彼らは組織をあげて朴政権に奉仕しその見返りに強力な庇護をうけて勢力を伸ばしてきたのだ」(p.22)。 プエブロ号事件のとき「アメリカはさまざまな思惑から"報復行動"に出なかった。そのため朴政権はいずれはアメリカに見捨てられるのではないかという強い不安

    【書評のようなもの】『仮面のKCIA 国際勝共連合=統一協会』 - Ingsoc
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/01
    “「CIA(米中央情報局)の秘密報告(1973年2月16日付)は、統一協会の"実力者"朴普煕について」…「はげている」(p.11)。また髪の話してる。 引用文献「赤旗」社会部(1980)『仮面のKCIA 国際勝共連合=統一協会』新日本出版社”
  • 『憲法 第八版』刊行のお知らせ - 岩波書店

    初版刊行30年、芦部生誕100年に贈る── 憲法の学習は、「芦部憲法」を読むことから始まる。憲法的思考のエッセンスを簡潔かつ平易に語り、世代を超えて読み継がれてきた名著を、1993年の初版刊行から30年、芦部信喜生誕100年を記念して4年半ぶりに改訂。法改正、新立法、新判例、新論点等、この間に生じた憲法変動を反映させた第八版としてここに刊行する。 『憲法 第八版』 芦部信喜 著 高橋和之 補訂 2023年9月8日発売 A5上製 496頁 定価:体3,400円+税 ISBN:978-4-00-061607-2 今年は芦部先生の生誕100年に当たる。この記念すべき年に書補訂第八版を読者にお届けできることを喜んでいる。書は日国憲法の骨格をなす憲法的思考のエッセンスを簡潔かつ平易に語り、広汎な読者を獲得してきた。日国憲法は施行七五年を超え、いまや国民の間に強固な定着をみせているが、憲法現

    『憲法 第八版』刊行のお知らせ - 岩波書店
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/06/30
    “1993年の初版刊行から30年、芦部信喜生誕100年を記念して4年半ぶりに改訂。法改正、新立法、新判例、新論点等、この間に生じた憲法変動を反映させた第八版としてここに刊行する。”
  • 「毛利氏の御家騒動 折れた三本の矢 感想 江戸幕府すごい」光成準治さん(平凡社) - 肝胆ブログ

    関ヶ原後の毛利家のあれこれを一次史料ベースで解きほぐしてくれた書籍が発売されていまして、豊富な史料から浮かび上がる毛利家が分裂しかけていく様と、江戸幕府パワーにより最後は宗主のもと国がひとつに何とかまとまっていく様とが非常に興味深く、「戦国時代ならこのまま毛利家は分裂していただろうに。時代は確かに変わった」という感慨をたくさん抱けてかんたんしました。 www.heibonsha.co.jp 毛利一族の結束の実態とは? 元就の遺した「三の矢」の逸話で有名な毛利一族。輝元当主期における嫡子秀就と養子秀元、吉川広家・広正らの関係から、その実態を明らかにする。 このを手に取った動機は、 信長の野望20XXで 勾玉産とは思えないほど高性能な毛利秀就さんを重用していることと、 201Xの関ヶ原異聞で 毛利秀元さん21歳が若いのに非常に落ち着いていて格好良かったことです。 毛利秀就さん、毛利秀元さん

    「毛利氏の御家騒動 折れた三本の矢 感想 江戸幕府すごい」光成準治さん(平凡社) - 肝胆ブログ
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/06/28
    “ともすれば御家分裂にすぐさまなってしまいそうなところ、国内安定を重視して秀就さんに権力を一本化する方向でフォローしまくる江戸幕府の方々の尽力がまた尊いのです。”
  • 「アメリカ知識人の共産党」/「理念の国がきしむとき」 国家像と揺らぎ 根源から問う 朝日新聞書評から|好書好日

    ISBN: 9784326303281 発売⽇: 2023/05/01 サイズ: 22cm/306,41p 「アメリカ知識人の共産党」/「理念の国がきしむとき」 [著]中山俊宏 基的価値及び戦略的利益を共有する同盟国。外務省HPによる日米関係の説明だ。今日、公的な場で日米関係が言及される際、必ず掲げられる「価値の共有」。だが私たちは「共有」を自明視できるほど、米国的な価値を理解しているだろうか。そもそも米国的な価値とは何か。 米国にとってすら、自国が体現する理念や価値は自明ではなく、絶えず論争になってきた。 『アメリカ知識人の共産党』は、戦後米国で「異物」として排除された共産党をめぐる論争の分析を通じ、そうした「理念国家」の質に迫る。米国共産党の党員は全盛期でも8・5万人ほどだったが、実態とは不釣り合いな論争を巻き起こし、知識人のアイデンティティーや自国理解に深く刻まれた。著者はここに

    「アメリカ知識人の共産党」/「理念の国がきしむとき」 国家像と揺らぎ 根源から問う 朝日新聞書評から|好書好日
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/06/25
    “中山氏は日米同盟に代わる「プランB」はないと言い切り、同盟コミット派を自認していたが、重要な存在だからこそ、米国が抱える本質的な不安定さ、関係構築の困難さから目を逸(そ)らさなかった。”
  • エミコヤマ @emigrl Rachel L. Swarns著「The 272: The Families Who Were Enslaved and Sold to Build the American Catholic Church」 http://books.macska.org/rachel-l-swarns%E8%91%97%E3%80%8Cthe-272-the-families-who-were-enslaved-and-sold-to-build-the-american-catholic

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/06/24
    “19世紀のアメリカでカトリック教会が多数の大学を設置し影響力を強めた背景に、1838年に多数の黒人奴隷を売って得た売却益があったことを指摘し、…”
  • 「閑吟集 感想 戦国時代の人々、邯鄲の枕が好きなんだね」校注:真鍋昌弘さん(岩波文庫) - 肝胆ブログ

    戦国時代の歌集「閑吟集」が岩波文庫からリリースされまして、前から読みたかったので発売されただけでもかんたんしきりだったのですが、収められている歌の多くが想像以上に一期は夢よ感に満ちておりまして我が邯鄲ブログ的には最高の一冊やなと味わい浸ることができました。 www.iwanami.co.jp 花の錦の下紐は 解けてなかなかよしなや――。永正十五年(一五一八年)、一人の世捨人が往時の酒宴の席を偲んで編んだ小歌選集。春の妖艶たる雰囲気をまとって開巻が告げられ、多彩な表現をとった流行歌謡が、恋・枕・老い・面影・海辺などの群となって見事に配列されていく。中世末期の世相や習俗、人々の感性がうかがえる。現代語訳つき。 1518年に、当時の流行歌をセレクトして一冊のに編んだものになります。 1518年と言えば大内義興さんが京を去った年であり、毛利元就さんはまだ二十代、三好長慶さんや武田信玄さん世代の誕

    「閑吟集 感想 戦国時代の人々、邯鄲の枕が好きなんだね」校注:真鍋昌弘さん(岩波文庫) - 肝胆ブログ
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/06/22
    “1518年に、当時の流行歌をセレクトして一冊の本に編んだものになります。”
  • 菊間晴子さん「犠牲の森で」 大江健三郎作品の死生観を読み解く「亡霊と超越的存在」|好書好日

    菊間晴子さん 大江さんの小説には、デビュー作となった短編「奇妙な仕事」(1957年)で殺される犬を始め、犠牲となって死んでいく獣たちのイメージがひしめいている。長編「同時代ゲーム」(79年)に描かれた巨人の「壊す人」は、村の人々によって解体された後で「犬ほどの大きさのもの」として再生。短編「空の怪物アグイー」(64年)では、上空をただよう赤ん坊の幻影が「カンガルーほどの大きさ」と表現される。 書はこれらを「犠牲獣の亡霊」と名付け、その亡霊といかに向き合っていくかが大江作品における一つの軸になっていたと指摘。その上で、忘れがたい記憶として取り憑(つ)く亡霊から逃れようとする想像力が、神秘主義的なネオ・プラトニズムの思想に影響を受けた「超越的存在との一体化」という、もう一つの軸を生み出したとみる。 「血なまぐさい皮膚感覚をともなって生者に憑依(ひょうい)してくるような亡霊がいて、同時に、死ん

    菊間晴子さん「犠牲の森で」 大江健三郎作品の死生観を読み解く「亡霊と超越的存在」|好書好日