ロヒンギャ迫害、再び激化 国軍との紛争巻き込まれ―ミャンマー 時事通信 外信部2024年06月03日13時32分配信 【図解】ミャンマー・ブティダウン 【バンコク時事】ミャンマー西部ラカイン州で、イスラム系少数民族ロヒンギャに対する暴力や強制移住といった迫害が再び激化している。クーデターで実権を握った国軍と抵抗勢力の紛争に巻き込まれて双方から弾圧を受けており、国際社会は懸念を表明した。 ロヒンギャ多数死亡か インドネシア沖で船転覆―国連 ラカイン州では昨年11月以降、仏教徒が中心の少数民族ラカイン族の武装勢力「アラカン軍(AA)」が国軍への攻勢を強め、複数の地域を制圧。今年5月中旬にはバングラデシュとの国境に近く、ロヒンギャが多く暮らすブティダウンを支配したと主張した。 シンクタンク「国際危機グループ」によると、紛争の過程で国軍はロヒンギャに対する徴兵を行い、戦場に投入している。兵士らがロ