新型コロナウイルス後、私が働いている会社ではオフィスをすべてクローズし、完全リモートワークになった。その影響だろうか、メンタルヘルスのケアが前よりも重要になっている気がする。というのも、最近会社のSlackで何度も「mental health」という言葉を見かけたからだ。 「I'm going to OOO tomorrow for a mental health day.(メンタルヘルスのために明日は休みます)」、「I'm unavailable next week to prioritize time with mental health.(メンタルヘルスの時間を大事にするために来週は予定が空いていません)」といった具合だ。こういった内容の休み連絡は、この自粛前のオフィスで働いていた時よりも明らかに増えている。 日本で働いていたときは、精神的な不調を会社に伝えるというのは、なんとなくタ
著者: スイスイ 「観光客用の名古屋」を演じてしまう名古屋人 アフリカ奥地で動物のように暮らす民族が、イッテQに出てたとき。 油断した瞬間に携帯電話とペットボトルの水を地面に落として焦っていた。 彼らは、外から求められる偽りの民族像を見せることに徹していた。 その場面を見ていた私は真剣に「名古屋やん……」と思った。 名古屋人も長く、観光客用の名古屋像を演じ続けている。本当は、味噌煮込みうどんも味噌カツも給食でしか食べないし、特にひつまぶしなんて観光で来た友人に付き合うときしか食べない。ついでに言えば河村市長が使う「どえりゃあ」「いかんがね」などのドきつい名古屋弁も、使わない。市長含め市全体がグルとなり嘘で塗り固められた「名古屋人コスプレ」を全国発信している。罪深すぎる。 名古屋の実態は、文字にする難易度が高すぎるのだ。だけど私は知っている。てか多分名古屋人それぞれが知ってる。住んでいる我々
トーキョーベンチプロジェクトで、神田や京橋でベンチ設置の社会実験をさせていただいた際もそうでした。行政や企業の関係者の皆さんは揃って、こう仰いました。 「これでは浮浪者の方が寝るのではないですか?」 その一言が向けられる度に、私たちは瞬間湯沸かし器のように、こう返します笑。 「ベンチが少ないから、浮浪者が寝ていると、自分たちのベンチを取られたように思うのです。それはベンチを設置しない理由にはならない。浮浪者も寝ていて、私たちも寝る。あまねく人々が寝ていいのです。それがベンチであり、公共的なインフラの役目です」 もちろん、その敷地に関わる事業者や行政関係者は、それでもなお苦い顔をされるわけですが、そもそも日本では浮浪者のような方々をただののけ者にするような視点が、社会全体に根強くあるように思います。 だから、浮浪者を居られないようにクリーンにすることが、ある種の正義として普通に行われているの
メディアはコロナ一色ですが、その後の喫茶ランドリーも変わることなく11〜18時で営業をしています。喫茶周辺の住宅街も、日常のざわめきを少しずつ取り戻しはじめ、最近では地域の方だけではなく、遠方からのお客さんも少しずつですが戻ってきているように思います。 合わせて、先日はアコースティックライブやアクセサリーづくりワークショップなどが開催されたりと、イベントごとに使われるシーンも復活してきました。本当に嬉しいことです。 さて。 どんな「お店」をつくるにしても、「場」をつくるにしても、さまざまなポイントで「デザイン」のジャッジが必要になります。でも、そのジャッジって、デザインをするひとそれぞれだと思います。機能性?効率性?かっこよさ?かわいさ?映えるかどうか? 喫茶ランドリーをはじめとしたグランドレベルがつくる空間は、すべてのデザインのジャッジの基準を「お客さんや働くスタッフの“やりたい”が、い
多くの自動車メーカーがリブランディングを進めているNissanの事例紹介VWの事例紹介BMWの事例紹介3社のリブランディングにおける主な共通点と展望ブランドにおけるロゴの真の役割とは?デジタルメディアの普及により、UIデザインやブランディングにおけるフラットデザインの採用が進んでいる。その波は最も”物理的”なプロダクトを提供している自動車メーカーにも影響を与え、複数のブランドが軒並みリブランディングを進めている。その中でも今回は、Nissan、VW、BMWの事例を紹介する。 Nissanのリブランディング事例先日、Nissanが大胆なリブランディングを行った。最も象徴的なのが、ロゴの大幅な変更。このリブランディングプロジェクトでは、これまで20年近く利用されていたブランドロゴを大胆に刷新した。 デジタルファーストのデザインスタイルそれまでデザインは、グラデーションやエンボス等の立体エフェク
少し前の出来事である。 韓国にある大学のサイトに必要な情報があったんで、わりと軽い気持でアクセスしたんだけど、全く文字が読めなくて恐怖だった。サイトの UI も私が普段使っているものとは違うので、どこから手をつければいいのか分からない。翻訳サイトなんかも利用してなんとか利用しようとするんだけど、とにかく分からないというのが恐怖でヤバかった。どうしても必要な情報だったんで、ハングルだけでも覚えようかとちょっと調べて、かなり合理的な感じだなーとかは思ったけど、手間を考えると学習するのが嫌すぎで、えらいことになったなーといった雰囲気であった。 恐いけど久々になにも分からないっていう状況になって新鮮な感じはあった。必要な情報はかなり粘着してゲットした。 この経験から分からないものは考えてみても分からないし、分からないのは恐怖だと理解できた。 これまで英語が表示されていると拒否反応を示す人の気持が分
小豆島で暮らし「小豆島日記」を連載中の三村ひかりさん。 岩見沢市の美流渡(みると)地区で暮らし 「うちへおいでよ! みんなでつくるエコビレッジ」を連載中の來嶋路子さん。 伊豆下田で暮らし「暮らしを考える旅 わが家の移住について」を 夫と連載中の津留崎徹花さん。 コロカルで連載する移住者3人が、初めてZoomでつながり、 新型コロナウイルスで揺れるそれぞれの思いや暮らしについて、 クロストークを繰り広げました。前後編でお届けします! 観光のまちで暮らすということ 徹花: 今回、下田が観光地なんだなということをあらためて感じて。 観光地ならではの、複雑な状況を初めて知りました。 もうすでに外から来る人が増え始めていて、 海水浴場を開けるか開けないかということひとつにしても、 地元同士でも人によって意識が違うので、すごく複雑。 三村: わかる、わかる。小豆島って観光地なんだなってあらためて感じま
1982年生まれ。ウィーンに住んでいるのに、わざわざパレスチナやらトルクメニスタンやらに出かけます。 岡田悠さんと「旅のラジオ」更新中。 前の記事:ブードゥー教のシャーマン、エグングン祭りに集まる > 個人サイト ウィーンと私と、旅する子どもたち ラゴスへの道 ラゴスは1,000万人を超える大都市だ。富裕層のエリアを切り取った写真を見せられて、アフリカ大陸だとわかる人は少ないだろう。 駐在員が多く住む国際都市ゆえ、生活水準も低くない。それなのに、これはまったく不可解なことだが、ベナン国境からラゴスへと通じる道路は、理想から無辺際の隔たりをみせているのだ。 陥没と隆起のはてない路上に、無数のごみがひしめいている。論理の帰結としてひどい渋滞が起こる。時速20kmでも進めば御の字だ。 ナイジェリアより貧しいトーゴやベナンの幹線道路は好ましく整備されていたのに、これはどうしたことなのか。 ラディカ
新型コロナウイルス感染症の影響によって、社会にどのような変化が起きるのか、この先の未来をどう捉え直していくのか。本特集「不確実な未来を生きる言葉」では、さまざまな分野の識者の思考を通して、「不確実な未来」について問う小さなきっかけをつくりたいと考えている。私たちは考え続けることでしか前に進めない、考え続けることが人間の根源的な力だと信じて。 新型コロナウイルスが猛威をふるい、世界に大きな影を落とした。日々状況が変化するなかで、さまざまな分野の識者がどのようなことを思考しているのか。本特集では、さまざまな意見を集積していくことで、なにかヒントとなるような小さなきっかけをつくっていきたい。 人間の知覚能力を基盤とした新しい表現の研究開発・問題設計を軸に、社会に新しい価値を提案する活動をする、コグニティブデザイナー/多摩美術大学統合デザイン学科講師の菅俊一に4つの質問を投げかけた。 ※本記事は2
公共事業を空想の中で行う「みなし公共事業」。その可能性について書いています。第二回。 以下は第一回からの引用。 建てるものはピラミッドでも大仏でもなんでもいい。巨大ビルでも巨大な陸橋でもいいだろう。ダムでもいい。でも実際には建てない。雇用した人たちは「みなし公共事業」の「みなし労働者」として、「みなし労働」をしてもらう。 建てるものは何でもいいので、予算が立つかぎりの公共事業を決まった期間で行うことができ(実際には建てないのだけど)、中間搾取なく必要なひとたちにお金を配ることができる。というのが前回までに書いたこと。 公共事業の問題は、そこにどうしても実際の労働が張り付いているところで、雇われる人たちは、精神的にも肉体的にも健康であることを求められる可能性が高い。経済効果を上げたくても、こうした性質が足かせになって、乱発すると労働者が不足してしまう。少ない人員で多くの工事を急いで行えば、過
【読売新聞】 ビームライフルが何者かに盗まれた福島市平石の「へたれガンダム」の両手に9日、新しい銃が置かれたことが分かった。誰かが置いていったとみられ、阿部克己区長(70)は「心遣いがうれしい」と匿名の善意に感謝している。 「新装備
ビームライフルを持った「へたれガンダム」(4月29日)ビームライフルが盗まれた「へたれガンダム」(6日、福島市平石で) 福島市平石地区にある「へたれガンダム」が手に装備していた「ビームライフル」が盗まれていたことが関係者への取材で分かった。先月3日、現場を訪れた男性が異変に気付き、地元の阿部克己区長(70)が同日中に被害届を福島署に提出した。同署は窃盗事件として捜査している。 「へたれガンダム」は、福島市のアマチュア鉄作家が2010年に制作し、同地区の道路脇に設置した体長約2メートルの鉄製のガンダム像。丸みを帯びた顔や少しがに股の足が「絶妙なへたれ具合」と一部愛好家の間で人気を集め、地元のファンらが錆(さ)びた像を塗装するなどしてきた。ビームライフルも鉄製の自作だった。 阿部区長は「設置から10年間、多くの人に愛されてきたので非常に残念だ。作者は制作した翌年に他界しており、へたれガンダムは
「安倍首相をどうして支持するのか」という実感を綴った記事が非常に面白かった。 安倍総理は何故ここまで叩かれるんだろう - えすけーぷ37のブログ 支持者の内在的なロジックは非支持者からは極めて見えにくい。それが一定程度可視化された点で貴重であり興味深い。記事のおよその論旨は以下の通りだった。 長期政権は、政策が評価されたことの結果である。 外交・内政(経済)ともに一定の成果はあった。 各種疑惑(森友・加計・桜)は首相主導ではなく外在的なもの。 疑惑を野党が追求するのは、他に政権を叩く材料がないため。 仮に不正があっても些末なことで問題ではない。国益に叶う仕事をする者が良い政治家である。 ここには大きな特徴が二つある。 一つが「具体的なデータや論拠は提示されない」という点。一切が印象に基づいて構築される。「あくまでも一般人の肌感覚的評価です。」という一文は、そうした姿勢の自己言及として象徴的
悲しい事件がおきて、インターネット上での誹謗中傷が問題になっています。 「自分も誹謗中傷されて困っている」「誹謗中傷をやめて」などと、有名な人たちが発言したり、テレビで「SNSが問題だ」と特集組まれたりしています。 で、それに対する解決策がいろいろなところで書かれていますが・・・。 20年くらい、インターネットコミュニティ界隈にいて、自分でも運営をたくさんしてた経験からすると、割と的外れなものも多いんじゃないかと思ったので、筆をとります。 本当はこういう話題を取り上げるのも好きじゃなく、書いても自分にはメリットがまったくない上に、批判を浴びそうなので気がのらないんですが、、、なんとなく書いたほうが社会が前に進む可能性があるなと思ったので書いてみます。 誹謗中傷と批判を分ける意味があまりない結論からいうと、「誹謗中傷と批判をわけてちゃんと考えよう。」みたいな言論を最近良く見ますが、これはあま
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