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ブックマーク / globe.asahi.com (6)

  • 愛知にある日本一リッチな村 人口の6%が技能実習生、それでも乏しい交流はなぜ:朝日新聞GLOBE+

    ■「お金がないと、夢も決められない」 名古屋港の入り口に立ち並ぶ海運業者の倉庫や中小企業の工場を横目に車を走らせると、のどかな田園風景の中に温水プールや図書館などが入った立派な施設が見えた。1996年に愛知県飛島村にできた住民自慢の施設だ。隣には村立の小中一貫校のピカピカの校舎。そこから少し離れた平屋の工場を訪ねると、日が暮れた後も機械音が響いていた。 「トビシマ製作所」では、約20人の従業員のうち、4人のベトナム人が外国人技能実習生として働いている。通常の勤務は午前8時半~午後5時半だが、この日は残業が続いていた。鉄やアルミを淡々と機械にはめ込み、スイッチを入れる単純作業。加工された大小さまざまな部品は、冷凍トラック用の大型エアコンに使われている。 トビシマ製作所の工場。実習生らは平屋建ての建物の中で作業している 飛島村は住人が5000人に満たない小さな村だが、人口に占める技能実習生の割

    愛知にある日本一リッチな村 人口の6%が技能実習生、それでも乏しい交流はなぜ:朝日新聞GLOBE+
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2020/12/07
    収入を支出で割る財政力指数は2.18と全国で唯一2を超す。実習生の支援は事業所の仕事と窓口もない。農産物の盗難事件を「〜おそらくはそう(外国人)でしょう」と疑う。村は「安心カメラ」という名の防犯カメラを50台設置
  • 民主主義のカギを握るのは アントニオ・ネグリに聞いた:朝日新聞GLOBE+

    ――世界中で「強力な指導者」が続々と現れ、存在感を強めています。彼らの多くは欧米の価値観からは「独裁的」「強権的」と批判されながら、自国では高い人気を誇っています。 それがグローバルな現象になっていることは一目瞭然です。一般的に「ポピュリズム」と呼ばれていますが、そういう指導者の方が有権者の心をとらえ、教育できるようになっているのが今の世界です。その背景にはいったい、何があるのか。議会制民主主義や既存の政治体制が著しい危機に直面していると、私は見ています。第2次世界大戦後の政治体制を見渡しても、それはまったく新しいものといえるでしょう。 ただし、この問題を考えるとき、独裁的な指導者たちに注目しても仕方ありません。現在の政治体制がどのようなメカニズム、条件、文脈、背景のもとに築かれてきたかを分析するべきです。なぜなら、彼らは崩れかけた議会制民主主義の社会が生み出したものだからです。その社会で

    民主主義のカギを握るのは アントニオ・ネグリに聞いた:朝日新聞GLOBE+
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2019/11/26
    "アルゼンチン出身の政治理論家、エルネスト・ラクラウは、たいていのポピュリズムは「代用」であると説きました。つまり、民意の受け皿となるものが足りていない~"
  • 社会の「成功の物差し」変わらないなら、学校の多様性は格差を生むだけだ:朝日新聞GLOBE+

    アメリカでの経験から日教育のあり方に警鐘を鳴らす鈴木大裕氏。現在町議をつとめる高知県土佐町で=市川美亜子撮影 ――なぜ16歳で米国留学を決めたのですか。 高校では友達も多く、学校生活を楽しんでいたんですが、ある時ふと、「このまま高3になったら受験をして、そこそこの大学に入って、サラリーマンになるんだろうな……」と自分の将来が見えてしまったんです。自由で活気あるアメリカ教育のイメージに憧れもあったと思います。実際に米国に行って、生まれて初めて自分が「学んでいる」と感じました。用意された答えではなく、生徒一人ひとりの真実と向き合う素晴らしい先生に出会い、毎晩のように先生から返された作文を書き直しながら「今まで自分が受けてきた日教育はなんだったんだろう」と考えるようになり、日教育について疑問を持つようになりました。だから米国で大学院に進学し教育学を学び、日教育現場に立とうと考え

    社会の「成功の物差し」変わらないなら、学校の多様性は格差を生むだけだ:朝日新聞GLOBE+
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2019/09/17
    米の公設民営のチャータースクールや学校選択制。学力テストによる序列化、スパルタ式の塾のような学校、予算不足で廊下や食堂にゲームの広告が並ぶ学校。パソコンと100人以上の生徒と監視員という低コスト・合理化校
  • 死んだペットが10万ドルでよみがえる(文字どおり) クローン犬誕生の現場に立ち会った【動画あり】:朝日新聞GLOBE+

    スアム生命工学研究院で生まれるクローン犬【注意:手術シーンが含まれています】 王女の愛犬が複製された 「今から生まれるのは、ある国の王女の犬のクローンです」。韓国・ソウル市南西部にあるスアム生命工学研究院。手術服に身を包んだ代表の黄禹錫(ファン・ウソク)(65)が、台の上に仰向けに寝かされた母犬を前にそう説明した。手術室の外では、米国やタイから来たという見学者十数人がガラス越しに様子を眺めている。 クローン犬の細胞の着床手術に臨む黄禹錫=ソウル、伊藤進之介撮影 帝王切開の要領で手術を始めて約4分。代理母である母犬の子宮から手のひらに乗るほど小さい黒い子犬2匹が取り上げられた。2人の助手が保育器の中で体をさすると、子犬たちは元気な声で鳴き始めた。助手たちは依頼主の王女に送るため、その姿をスマートフォンで写真と動画に収めた。 研究院では2006年からクローン技術で犬を複製している。2008年に

    死んだペットが10万ドルでよみがえる(文字どおり) クローン犬誕生の現場に立ち会った【動画あり】:朝日新聞GLOBE+
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2018/07/02
    「余り」はどうなるんだ→"黄によると、一つの卵子でクローンを作れる確率は35%だが、複数の卵子を使って一度に同じクローン犬を数匹作ることで、成功率はほぼ100%になる"
  • 芝園団地に住んでいます 記者が住民として見た、「静かな分断」と共生:朝日新聞GLOBE+

    1号棟から15号棟までに約5,000人が住む。広場では祭りやつきなど様々な催しが開かれる Photo: Ikenaga Makiko, Oshima Takashi 日の課題が詰まった団地 風が強いときはドアを閉めましょう! 风大时请将门关上! 私が住む棟の入り口にある貼り紙だ。団地住民向けの掲示は、どれも日中2カ国語で書いてある。 団地の入り口に貼られた貼り紙。日語と中国語で書かれている Photo: Oshima Takashi 芝園団地は1978年に日住宅公団(現在のUR都市機構)が建てた賃貸住宅で、約5000人が住む。1990年代から増えた外国人約2500人の大半が、中国人だ。2015年11月、芝園団地がほぼ全域を占める川口市芝園町の人口は、初めて外国人住民が日人を上回った。 90年代は外国人は入居不可という賃貸物件も多かったが、公団の賃貸住宅は中長期の在留資格を持つ外国

    芝園団地に住んでいます 記者が住民として見た、「静かな分断」と共生:朝日新聞GLOBE+
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2018/06/04
    住民向けの掲示を日中2カ国語にするなどでごみや騒音トラブルは5年で減少。"「共存」はしている。"しかし祭りの準備や自治会加入をしていないので共生ではないと筆者と高齢者は不満。地方移住者を拒む心理と同じか。
  • 孤独は孤立ではない―フィンランドから学べること:朝日新聞GLOBE+

    アンヤ・フッソ(87)<右> 担当ソーシャルワーカーのマレ・ローセンベリと。ローセンベリのことを「心のマレさん」と呼び、彼女主宰のデイケアを心待ちにしている。 Photo : Ota Hiroyuki 現地に行く前は「フィンランドの高齢者は厳しい自然の中、孤高を貫き、孤独死も恐れない」と勝手に思い描いていた。しかし、取材を始めるとあてが外れた。一人暮らしの高齢者たちの話を聞くと「子どもには頼りたくないが、孤独にも耐えがたい」という、日人とさして変わらない実像が見えてきた。 アンヤ・フッソ(87)は一昨年、63年連れ添った夫のラウリを心臓病で失った。残されたアンヤは途方に暮れた。北欧の長い冬の夜、1人でテレビを見ていると、涙がこぼれてくる。今にも部屋の扉が開き、ラウリがひょっこりと現れそうな幻覚にもとらわれた。 そんな彼女が心を開くきっかけとなったのが、ヘルシンキ市の「コントゥラ多目的サー

    孤独は孤立ではない―フィンランドから学べること:朝日新聞GLOBE+
    kusukusunoki
    kusukusunoki 2018/01/12
    "フィンランドも日本と同様、「介護はできるだけ施設ではなく在宅で」という方針を打ちだす。かつては施設での介護を主軸としたが、コスト高で断念"「里親」の高齢者版(介護サービスは外部スタッフが担当)等実験中。
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