さて、前回「ニヒリズム」というものについて考察してみました。 ニヒリズムとはニーチェによると、これまで自明なものとして信じられてきた諸価値の崩壊である。 価値の崩壊とは、人々が、物事の軽重やその意味や本質を判断する基準が失われてしまうということです。 つまり、「この世の全てにおいて正しいものなどない、価値のあるものなどない。」という事です。 このニヒリズムが加速化すると2つの思想が顔を覗かせます。 それが「スノビズム」と「シニシズム」という2つの思想です。 識者によれば、この2つの思想が世界を覆っている思想です。 いろいろなブログから参照して この2つの思想について見ていきたいと思います。 「スノビズム」というのは、与えられた環境に不足がなくとも、 そこにあえて形式的な対立を作り出し、対立を愛でることだと著者は述べています。 スノビズムが加速すると、「シニシズム」となります。 これは、本当