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ブックマーク / highcampus.hatenadiary.com (2)

  • ゲーム「沙耶の唄」 レビュー - 詩になるもの

    「お前の声は当にきれいだ‥」 「ひとつききたい‥‥ お前と当に"仲良く"なるには 男と女どっちになったほうがいい‥?」 「そ‥そうねえ どちらでも仲良くなることはできるけど‥‥」 「ほんとうに仲良くなれるのは‥‥」 「男の子‥かしら‥」 (「王ドロボウJING」アマルコルド前編/熊倉裕一) そんなわけで。「沙耶の唄」を終えた。砂漠に咲いた花の話だけをしようと思う。 郁紀が沙耶と出会う以前、僕たちがこのゲームのクリックを開始する以前から、沙耶は合目的に女性性を獲得している。郁紀が認識を違えてから男性性を獲得(自覚)するのは、沙耶や瑤と家族を形成した後だ。沙耶はいつだって郁紀に対して先行する。先行性が非対称性を生み、その非対称性がついに克服されることはない。 あるいは、「目的」と「理由」の違い、という言い方もできる。沙耶には目的があり、郁紀には理由があった。そういうことだ。"孤独に疲弊し、

    ゲーム「沙耶の唄」 レビュー - 詩になるもの
  • ゲーム「雫」 感想 - 詩になるもの

    序 そんなわけで。Leaf Visual Novel Series Vol.1「雫」をプレイしたので感想を書くよ。 今回プレイしたのは「痕」2009年版初回特典Origin(オリジナル16色)版。*1 *2総プレイ時間は約6時間くらいかな。しばらくぶりにボイス無しのゲームをやったんだけど、やっぱりテキストを読み進めるスピードがフルボイスゲーとはダンチだね。脳内ボイスをあてる楽しみもあるし、声はなければないで全然構わない。 「雫」に関する前知識は「美少女ゲームの臨界点」「同+1」などで読んだ程度のものしかなかったけど、作との類似性を指摘されている大槻ケンヂ「新興宗教オモイデ教」を昨年のうちに読んでおいたので、両作に共通する部分を見つけて面白がったりしていた。冒頭で主人公が妄想の世界に耽るテキストなんかは特に似ているし、毒電波的なガジェットや作品から受けるほろ苦い印象も近しい。 所感 もう少

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