石川県の伝統工芸を 広く紹介しようとしている方から、 「漆をつかっておもしろいことを している人がいる」とお聞きしました。 さっそく、取材にうかがってみたところ、 なるほど、これは、おもしろい。 大量生産品ではなく、かといって芸術でもなく、 まさに「作品」かもしれません。 それでは、加賀の風変わりな漆職人さんと、 その周辺の方々への取材を どうぞ、お読みください。
人を表現するのに、天才だの達人だの鬼だの名人だのという 冠になるような言葉があるのだけれど、 米原万里さんのような人は、どう言われるのだろうか。 高等数学の記号を扱うような細密さで言葉をあつかい、 しかも笑顔のような見えない言葉も見逃さない。 米原さんの本を読んでいたら、 すごい人だなぁということはわかるのだけれど、 じかにお会いして、正直言って、ぼくは圧倒された。 こういう人に会うのは、初めてのことだった。 米原さんの冠が、天才なのか達人なのかわからないけれど、 数十年後にも確実に残っている人なんだろうなぁ ということは、つくづく思った。 そんなぼくのショックが、 伝わってくれたら、おもしろいんだけど。 どうだろうか? 最新作は『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社)。 もっと楽しく読めるエッセイもたくさんありますが、 この小説は、すごい。 19 記憶は創造の源泉 □■■□■■□■■□
こうやって外国の人と会ってるときに いつも思うことなんですけど、 みなさん、どこに話が行っても構わないって しゃべり方をされるじゃないですか。 で、そこは日本で勉強を重ねてきた人が、 いちばんできていない部分かもしれないな、 と思うんです。 たとえば「先生」という形で、 いつも呼ばれるような人たちとしゃべっていると、 たまに、生徒がいるときと同じしゃべりしか できない方がいらっしゃるんですよ。 「私が知ってることをあなたに教えましょう」 っていう。 なるほど。でも、その先生の教え方は、 20世紀の教育システムですよね。 21世紀の教育システムは、全然違う。 日本の過去の教育については そこまで詳しく知らないのですが、 たぶんこういう教え方だったと思うんです。 「先生というのは聖なる存在。 生徒は教壇を侵してはならない。 私には知識があるから、私が先生。 あなたが知るべきことを私が教えます。
Lesson44 自分の「思考停止ポイント」を発見する 「何か話をするときには, お互いが心のどっかに揺らぎみたいな物がないと 議論にならないな」 読者のS.Kさんからこんな言葉をもらった。 自分の頭でものを考えるとは、 常に「揺らぎ」続けることでもある。 絶対というものを持たず、不安定なまま、 自分の内面、まわりの人間や状況に応じて、 その場、できる限りの ベストな判断をしていこうとすることだ。 ところが、これは、なかなかしんどい作業だ。 だから、 揺らぎを止めて、ゆるぎないものに どかん! と腰を下ろしたくなる。 それが「思考停止のポイント」だ。 大きいか、小さいかは別にして、 だれにもそういうものがあると思う。 あなたの「思考停止ポイント」はどこだろう? それを発見するのが今日のレッスンだ。 人によって、 さまざまな思考停止のポイントがある。 会社では、トップが提示した言葉が、 よく
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