昨日の政府の労働政策審議会で、労働時間規制のエグゼンプション(除外)制度の実現を求める報告書及びそれに基づく法案作成に向けた「建議」が提出されました。この制度については、政府は「高度プロフェッショナル制度」と呼び、反対する労働組合や弁護士は「残業代ゼロ法案」とか、「過労死促進法案」とか呼んでいて、名称の奪い合いのような形になっています。 このような場合に、報道機関がどのような報道姿勢を取るかは非常に重要だと思います。そこで、この件に関する昨日以降の報道のうち、ネット上で確認できるものをチェックするとタイトルは以下のようになっています。 (毎日)労政審:成果賃金導入の報告書 「健康確保」義務付け (NHK)成果で報酬の新たな労働制度創設へ報告書 (産経)「高度プロフェッショナル制」導入へ 厚労省、労働改革の報告書まとまる 28年4月の施行を目指す (朝日)「残業代ゼロ」法案提出へ 厚労省、来