東京電力福島第一原発の汚染水事故をめぐり、茂木敏充経済産業相は2日夜、原発施設への地下水流入を防ぐ「遮水壁」の建設について、数百億円とみられる費用を全額国が負担する考えを示した。BSフジのテレビ番組で語った。今年度予算の予備費を使い、汚染水対策を前倒しする。 茂木氏は、汚染水から放射性物質を取り除く装置(ALPS)を増強する費用についても、今年度予算の予備費で負担する方針を示した。 安倍政権は3日、原子力災害対策本部を開き、具体的な対応策をまとめる。その中に遮水壁やALPS増設などの対策を盛り込む。 続きを読む関連記事「脱原発、正しかった」 メルケル独首相が福島に言及9/2配管からも汚染水漏出 福島第一、タンク見回りを増員9/2新たに汚染水もれ、高線量検出 最大1800ミリSv9/1汚染水漏れ、国会チェック機能果たさず 審議先送り8/30安倍首相「政府が責任持つ」 汚染水漏れ、レベル3