セミナーやワークショップにつきものなのが、質疑応答の時間です。講義が一段落したところで、講師が、 「ここまでで何かご質問はありますか?」 などと受講者に向かって問いかけるあれです。 僕自身も、毎月のタスクカフェを初めとするセミナーやワークショップの中で、当たり前のようにこのフレーズで問いかけを行っています。 が、誰一人として質問をしてくださらないことはけっこう多いものです。 「ここまでで何かご質問はありますか?」 「(しーーーん)」 重苦しい沈黙が会場内を支配します。 この沈黙が講師にとって耐えがたいものであるがゆえに、早々に、 「し、質問がないようなので先に進めます!」 と切り上げたくなるもの。 ですが、ある人からのアドバイスで、この考えを改めました。 沈黙が続いても、しばらくはガマンする? ひと言でいえば、沈黙が続いても、しばらくはガマンせよ、というのです。その間、受講者一人ひとりの顔