「東京マグニチュード8.0」というアニメを遅ればせながら見た。2009年の作品なのね。あれから東日本大震災もあったし熊本地震もリアルタイムで進行中。それにしてもこの作品泣けるね…。 中ほどで弟が死んでしまうのだが、主人公の姉は弟の幽霊(?)をずっと見てて生きてると思ってる。視聴者も最初は姉目線だから元気に回復したんだと思ってみている。ただところどころ「あれ?」というのが増えていく。だんだん。 それでも「いや、そんなことない」と、まるで姉が無意識に心の中に押し込めている現実に気付くまいとしているのを視聴者も同じように体験してるんだよね。「なんかいつもの弟と違う」「ああ、やっぱりいつもの弟だ」と両者の間を揺れ動いている。 最後の2話あたりで、「これはもうどう考えても…」という段階になっても、まだ一縷の望みを…。この先を知りたくない…、と。弟がいい子すぎる気がしないでもないけど、姉が理想の弟、も