早期警戒機E2C=航空自衛隊ホームページから 防衛省は航空自衛隊三沢基地(青森県)に配備されているE2C早期警戒機を、定期的に空自那覇基地(那覇市)に展開させ同基地を拠点に一定期間運用する検討を本格的に始めた。中国漁船の衝突事件が起きた尖閣諸島をはじめ南西諸島に低空で航空機の侵入があった場合、沖縄県・宮古島にある最西端のレーダーでは捕捉できないためだ。ただ、沖縄の基地負担が増えないように常駐配備は見送る方針だ。 領空侵犯を警戒するため空自は、全国28カ所に置かれたレーダーサイトとE2C早期警戒機、E767早期警戒管制機などにより24時間態勢で日本周辺の空域を監視。最西端にあるレーダーが沖縄本島から約300キロの宮古島に置かれている。 ところが、例えば、宮古島から約210キロ離れた尖閣諸島の上空では、低い空域に航空機が侵入してきても、水平線の下になり宮古島のレーダーで探知できな