どうも服部です。昭和時代をさまざまな形で振り返っていくシリーズ記事、今回はなんと「奉公袋」の登場です! とはいえ、「奉公袋」が何であるか、ご存じない方のほうが多数ですよね(著者も含め)。 平和祈念展示資料館の「用語一覧」から引用すると、奉公袋とは「召集の際に兵士が持参する袋で、在郷軍人は常日頃からこれを用意しておくのがたしなみとされていた。応召の場合には、軍隊手牒[ぐんたいてちょう]、召集令状、勲章、記章、印章、適任証書、貯金通帳、風呂敷包、名札、梱包用麻縄、油紙、名札などの入営に際して必要なものを入れて携行した。『奉公袋』とは陸軍での呼称で、海軍では『應召袋』(おうしょうぶくろ)」と呼ばれていたのだそうです。 在郷軍人(ざいごうぐんじん)とは、軍隊所属経験があり、現役軍人ではない人を指します。必要になれば再び軍隊に戻ってきてもらうから、常日頃から準備だけはしておけということだったのでしょ