戦争中、いたるところに埋められていった地雷は、その撤去も難しく作業が基本であり、莫大なコストと時間がかかるという。 この問題を解決すべく、近年では地雷撤去にネズミを用いる方法が注目を浴びていている。 特に体の大きいホリネズミの一種であるサバンナアフリカオニネズミは、地雷が発するわずかな匂いを的確に捉えることができ、地雷を発見するのに最適であるという。 タンザニアの科学者たちは、スーダンやソマリアからブルンジ共和国、コンゴ民主共和国といった国々の地雷問題を緩和すべく、250匹のサバンナアフリカオニネズミに地雷を発見させる訓練を行っているのだそうだ。