【性表現が世の中に氾濫(?)していること自体が児童虐待である】という主張について考えた。 いろいろ突っ込みどころがあるが、突き詰めていくとそういう方の主張は氾濫具合云々などの問題ではなく、そういう表現がある本を子どもが買えることが児童虐待である、と言っているようだ。 彼らが言っているのは氾濫の程度についてではない。非難の対象は「ゾーニングの程度」ではない。では彼らの言うとおり氾濫していると仮定して、青少年がそういった性表現に触れるのが、どうして彼らの中で「虐待」となるのか考えてみる。 虐待、とはその対象に対し力関係を利用し酷い行いをすることである。12歳以下の児童に性的なものを見せるのは性虐待だし、それ以上でも成人でも男女の区別なく性的なものを無理矢理見せることは普通にセクシャルハラスメントだ。しかし本屋に置いてある段階でこの虐待は不可能である。なぜなら中身を見ることが出来ないからだ。推進