政権からの独立性が疑われる事態を招いてから3年余り。検察は因縁の安倍派の裏金問題に、どこまで捜査のメスを入れることができるのか。(池田悌一)
上空から撮影した1968年入居開始直後の花見川団地。現在は周辺に広がる商業施設などは、当時全くなかった 「もはや戦後ではない」−。一九五〇年代半ばに始まった高度経済成長は六十年代も続き、日本住宅公団(現・UR都市機構)は千葉県内にも郊外型団地を開発。代表的な「花見川団地」(千葉市花見川区)は六八年九月に入居が始まった。当時日本一の規模とうたわれたが、半世紀以上過ぎた今、人口減少や高齢者の孤独化など「社会問題の縮図」となっている。 「ここに越してきた時は『文化住宅だ』と家族で沸き上がっていた」。かつての入居者で現在、千葉市内の一軒家で息子夫婦と暮らす女性(85)は懐かしむ。高倍率の抽選に当選し、六八年十一月に東京・日暮里の風呂なしアパートから家族四人で転入した。
「中国人の良くないイメージを吹き払いたい」—。千葉県市川市の江戸川河口部で、食用にカキ採りをする中国人らが河川敷に大量のカキ殻を捨てて問題化していることから、東京都内などに住む中国人が、カキ殻の回収作業を始めた。近く任意団体をつくり、地元の市民団体などと一帯の環境美化につなげたいとしている。(保母哲) 江戸川河口部は洪水対策などのために掘削され、江戸川放水路とも呼ばれる。海水と淡水が入り混じり、そうした水域を好むカキなどが生息している。漁業権は設定されておらず、カキ採りは規制されていない。 地元住民によると、数年前から外国人がカキを採取する姿が見られるようになった。採取後にその場でカキを取り出し、殻を河川敷などに放置。水辺遊びをする子どもたちのけがや苦情が相次いでいる。カキを採る様子や放置された殻がテレビで報道され、対策を求める声も上がっている。
防衛省が運営する新型コロナウイルスワクチンの東京大規模接種センターのインターネット予約システムで、正しい接種券番号などを入力したのに予約できない人が相次いでいることが、自治体などへの取材で分かった。同システムでは、架空の番号を入力しても予約できてしまう欠陥が見つかっているが、新たな欠陥がある可能性が浮上した。(大平樹) 予約受け付けは、東京23区の65歳以上を対象に、17日に始まった。東京都板橋区によると、予約開始以降、「区から配布された接種券番号を認証画面に入力したが予約できない」「接種券番号が間違っているのでは」など数十件の相談が寄せられた。本紙の取材に、同区内の70代の男性は「何度やっても『入力に誤りがあります』というメッセージが出て先に進めなかった」と話す。 目黒区にも、予約できなかった人から数件の問い合わせがあった。同区の担当者は「接種券番号を入力し確認画面に移った後、生年月日の
近く閉鎖されることになった「ボートピア習志野」。新型コロナウイルスの影響で休業が続いている。右側は立体駐車場=習志野市で 習志野市茜浜にある競艇の場外舟券売り場「ボートピア習志野」が、近く廃止されることが分かった。JR京葉線新習志野駅近くにある大型施設で、施設会社から同市へ連絡があった。施設は現在、新型コロナウイルスの影響で臨時休館が続いており、再開することなく、閉鎖となる見通しという。 ボートピア習志野が開業したのは二〇〇六年九月。独創的な曲線を生かした外観が特徴で、一部鉄骨の鉄筋コンクリート造り三階建て。一七年十二月、立体駐車場(四階建て)を新設した。現在の敷地面積は約一万八千平方メートルで、延べ床面積は約二万二千平方メートル。入場者用の座席数は六百八十四。
JR船橋駅南口で今年二月に閉店した西武船橋店の跡地に、地上四十八階、地下二階の高層マンションを建設し、別棟(十階建て)に船橋市民文化ホール・中央公民館の機能を移す計画が持ち上がっていることが分かった。市民文化ホールなどを廃止・売却し、同マンション内に集約する計画。船橋の玄関口を大きく変える事業となるだけに、市は「慎重に協議を進めたい」としている。 再開発事業を進める「セブン&アイ・クリエイトリンク」(東京)の計画によると、旧西武船橋店の建物(地上十階、地下一階)を取り壊し、跡地に高層マンションを建設する。地上一~三階には商業施設などを設ける。マンションは民間事業者が所有し、新設する市民ホールなどは船橋市に賃貸する「建物リース方式」での整備を検討している。
店舗縮小や撤退が取り沙汰されてきた松戸駅前の伊勢丹松戸店の存続に向け、松戸市は二十二日、来年十月から約十年間、同店四階のフロアの一部を賃貸借する契約を結び、テナント料として計約二十一億円を支払う方針を明らかにした。フロアには市民活動の拠点や旅券事務所などの公共施設が入る。市によると、いったん契約を結べば途中解約できず、同店は今後十年間、現在地で営業を続けることになるという。(林容史) 同店は地上十一階、地下一階で、三越伊勢丹ホールディングス(HD)が不動産投資会社から賃借している。市が契約を結ぶのは、四階フロアの約六割に当たる約千六百平方メートル。老朽化した市内の「まつど市民活動サポートセンター」を移設するのをはじめ、隣接する「市文化ホール」の分館を設置し、県から事務移譲を受けて旅券事務所を開設する計画という。 市公共施設再編課は「市民活動や生涯学習の拠点を整備することで中心市街地を活性化
国会で審議中の安全保障関連法案を肯定的にとらえた陸上自衛隊出身の習志野市幹部のテレビ発言が、市議会で論議を呼んでいる。十五日の総務委員会では、発言の真意を問う市民の陳情も審査されるなど、議論は市民を巻き込む形で過熱している。 (服部利崇) 発言したのは、市危機管理監(部長職)の太田清彦氏(59)。第五次イラク復興支援群長を務め、二〇一二年五月から新設された同ポストに就任した。太田氏は七月十四日のTBS「ニュース23」にビデオで出演。安保法案反対の出演者と対比する形で約四分紹介された。 取材は二日間で計四時間行われ、安保法案について「(自衛隊の活動の幅を)広げるべきだ」などと肯定的な発言を行った。「習志野市危機管理監」と紹介され、「危機管理監」と記した作業服も着用、執務室でも取材に応じていた。
北総線の運賃値下げ補助金をめぐる専決処分問題で、白井市は二十三日、北総鉄道に支出した補助金約二千三百六十万円などの返還を横山久雅子前市長に求める訴訟を千葉地裁佐倉支部に起こすと発表した。 横山前市長が二〇一〇年秋に市議会の流会を理由に専決処分で補助金支出を決めたのは違法として、沿線住民らが補助金の返還などを求め訴訟を起こしていた。一、二審とも専決処分は違法と判断。今年一月、最高裁は横山氏の上告を退け、判決が確定した。
セブン&アイホールディングスが傘下のイトーヨーカドーなどで十月から販売している九百ミリリットル入りのプライベートブランド(PB)の牛乳が、インターネット上などで話題になっている。セブン側は「単身者や高齢者らが飲み切りやすい量にした」と狙いを説明するが、牛乳の原料価格は上昇傾向。「小売り価格を上げないために一リットルから量を減らした苦肉の策では」との声も多い。 (白山泉) この商品は「セブンプレミアム 北海道十勝おいしい牛乳」。パックは上部が斜めに切り取られたような形で、「高さ」は従来の一リットルとほぼ同じだ。日本製紙や日本大芸術学部と共同開発したパックは開けると上部に「空洞」があることに気付く。一リットル入りと誤解されないよう「新容量900ml」と書かれている。
北総鉄道は二十五日、定時株主総会を鎌ケ谷市の本社で開き、経常利益が過去最高の四十六億円で、十四期連続の黒字となった二〇一三年度決算などの事業報告をした。 総会で、沿線市の一つで株主の板倉正直印西市長は「住民が住み続けたいと思う街づくりを進める上で、最大のネックが高運賃」と指摘し、「過去最高益を更新し、地域の発展のために大幅な運賃値下げを」と求めた。
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