●数々の歴史のエピソードに彩られた街、三重県鈴鹿市 三重県鈴鹿市といえば、モータースポーツの聖地と言われる鈴鹿サーキットが有名で、本田技研工業を始めとした自動車関連工場が多く並び近代的な印象があります。 ところが、鈴鹿の歴史を紐解くと、天照大神の鎮座場所を伊勢神宮に定めるまでを記した書物に「味酒鈴鹿国」として鈴鹿の地名が残されており、太古の時代より鈴鹿は存在し、そして酒にゆかりがある土地であることが伺えます。 戦国時代にもエピソードが1つあり、徳川家康の「伊賀越え」の終着点が現在の鈴鹿市白子と伝えられています。家康はこの地から海路で拠点の三河国へ帰還したとされています。 そして江戸時代後期には、鎖国政策を敷いていた当時の江戸時代において、ロシア皇帝エカテリーナ2世との謁見を許された唯一の日本人として名を残す、大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう)という人物が登場します。 また、酒米として有名