韓国の理工系国立大学である韓国科学技術院(KAIST)が、iPhoneやiPadに、同大学の半導体製造技術が無断で使用されていると訴えたのを受け、韓国公正取引委員会が動き出した模様です。しかし、主張には不可解な点もあり、背後にSamsungの意向が働いているのではないか、とも指摘されています。 半導体の集積度を上げる製造技術が問題に KAISTがAppleに権利を侵害されたと主張しているのは、finFET(fin field effect transistors)と呼ばれる、半導体の集積度を上げることで小型化と低消費電力化に効果のある製造技術です。 同技術を用いて製造されたチップは、iPhone Xをはじめ、iPhone6s/6s Plus、SE、7/7 Plus、8/8 Plusといった、2015年以降のiPhone各モデル、iPadシリーズに搭載されています。 仮に特許侵害が認められれ