来日中のアップルの最高経営責任者(CEO)、ティム・クック氏は12月9日、慶応義塾大学病院の循環器内科で不整脈先端治療学を専門にしている医学博士、木村雄弘氏のもとを訪れた。木村氏は、2015年に発売された初代Apple WatchからApple Watchを活用して心臓疾患の治療に取り組んでいる。 クック氏は「世界における先進的な事例だと思う。4年前からApple Watchを治療に取り入れていることが早いと感心している。本当の意味で感銘を受けた。また、シンプルでわかりやすく、詳細が見られること(心拍、血圧、症状など)についても関心した。さらにこの研究を大胆に広げようとしていると聞いて嬉しく思った」と感想を述べた。 また、「10代の子どもでない限り、歳を取りたいと思っている人はいない。本来わからなかった病気をApple Watchによって知ることができ、実際に循環器系の診断を受けてよかった