アップルの“告げ口”でサムスンに危機? 貿易戦争を揺るがす一声:世界を読み解くニュース・サロン(1/5 ページ) 筆者は先日、米国を訪れ、米政府関係者やメディア関係者などに取材を行った。 ある経済専門のジャーナリストとの話では、8月にドナルド・トランプ大統領と夕食を共にした米電子機器大手Apple(アップル)のティム・クックCEOについての話題になった。 というのも、最近クックCEOが、韓国の電子機器大手サムスン電子に関して、トランプに泣きついていると報じられたからだ。なぜなら、2018年3月から本格化した米中貿易戦争で、米政府は12月15日からスマートフォンなどを対象に15%の追加関税を発動する予定だが、アップルは中国でiPhoneやノートPCを組み立てており、もろに関税の影響を受ける。一方、韓国やベトナムで製品を作っているライバルのサムスンにはアップルのような関税がかからない。 つまり