AppleとAdobeの確執は、実は単なる電話に関する問題が発端だった!?BGRが「さすがジョブズ!」と思わせる面白い記事を公開しているので要約や意訳によってご紹介したい。 AppleとAdobeのiPhoneとFlashを巡る確執 AppleとAdobeの確執は、もうずっと前からのように思えるかもしれない。この2社間の争いは、iPhoneがFlashのサポートを打ち切ったことから始まった。当時AdobeはAppleのその措置を競争原理に反する行為だと批判し、Apple側はFlashそのものが性能上またセキュリティ上に大きな問題を抱えており、悪夢のようだとけなしていた。 ジョブズの公式文書が更に事態をエスカレートさせることに 2010年4月、時のAppleのCEOスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)は、Appleの公式サイト上で長文《Thought on Flash》を発表した(な
アップルの新作発表会WWDCでApple Watchを担当しているKevin Lynch氏のことを知っているユーザーは多くないかと思います。彼は同社でiPod nanoやApple Watchの開発を主に手がけてきましたが、もとはと言えば、Adobeの最高技術責任者(CTO)でした。そんなLynch氏がジョブズ氏の生前、2人でFlashについて激論を交わしたことを告白しています。 なぜAdobeの最高技術責任者が? 他の幹部に比べると、Kevin Lynch氏がアップルに入社した時期は比較的最近です。彼は2013年以前、Adobeの最高技術責任者(CTO)として、同社のクラウド開発に携わっていました。しかし、Adobeと言えば、ジョブズ氏がiPhoneにFlash機能の搭載を見送ったことによって、一気に同サービスが衰退の道を歩む羽目になったことは、良く知られているところです。 それだけにな
2010年4月、Steve Jobs氏は、AdobeのFlashをさんざんに批判した1700ワードほどの公開書簡を書き上げた。そのなかで最も厳しいコメントは、モバイル版Flashについてだった。 さらにFlashは、モバイルデバイスでの性能が高くない。われわれはAdobeに対し、モバイルデバイス、それも、あらゆるモバイルデバイスにおいて高性能なFlashを見せて欲しいと定期的に頼んできており、それは数年間におよんでいる。そのようなものを目にするにいたっていない。 Adobeは、Flashがスマートフォン向けに出荷されるのは、2009年初頭だと公言していた。それが2009年後半となり、その後に2010年前半となり、今では2010年後半だと言っている。いつかは出荷されると思っているが、期待して待っていなくて良かったと思っている。 言い換えると、Adobeは、スマートフォンユーザー(少なくとも、
Adobeがついにモバイル向け(というかスマートフォン向け)Flash Player開発中止を発表しましたが、ここに至るまでのAppleとの確執の歴史を振り返ってみましょう。 まずは2008年3月6日。Appleの株主総会でスティーブ・ジョブズはこう語りました。 Jobs: Flash Is Too Much for iPhone - Mobile and Wireless - News & Reviews - eWeek.com 米Adobe SystemsのFlashフォーマットはAppleのiPhoneには適しておらず、今のところ、iPhoneでFlashをサポートするつもりはない――。米Appleのスティーブ・ジョブズCEOは3月4日、同社の年次株主総会でそう語った。 このときはFlashをサポートしない具体的な理由についてジョブズは触れていませんが、2008年3月21日の時点で、
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