中国での検索サービス再開プロジェクトは「Dragonfly(トンボ)」というコードネームの下、2017年春に立ち上げられ、12月にスンダー・ピチャイCEOの訪中の際、中国政府と会談してから加速したという。 このサービスは中国政府がいわゆる「グレートファイアウォール」で検閲・遮断しているWebサイトは検索結果に表示しない。また、政府がブラックリスト化している検索キーワードを入力すると検索結果が表示されないという。 この検索アプリのプロトタイプは既に中国政府に提案中で、向こう6~9カ月中に承認される可能性がある。 Googleは2010年1月、中国政府による人権活動家へのサイバー攻撃やWeb上の言論の自由を抑圧する動きに反対し、中国版検索サービスへの検閲撤廃を政府に求めたが、中国政府がこれを拒否したため、事実上サービスを停止した。