FlashのStage3Dや、WebGLの登場によってブラウザ上でも高度な3D表現ができるようになり、ウェブコンテンツの表現の幅が広がりました。しかし、高速と言ってもコンテンツの内容によっては処理負荷が高くなり、カクつきが生じる場合があります。カクつきはコンテンツの見栄えを損なわせ、作り手の想定とは異なる体験を与えてしまう可能性があります。そのような場合の対策として、本記事ではWebGLのカクつき解消方法をいくつか紹介します。 解説用にカクつきの起こりやすい高負荷なデモを用意しました。本記事で紹介するカクつき解消方法はこのデモで実際に体験できるので、読み進めながら同時に触れておくとイメージがしやすいと思います。 デモを別ウインドウで再生する ソースコードを確認する ※このデモはThree.js(r141)とTypeScript 4.7とwebpack 5で作成しました。開発環境の構築は記事
2018年にOculus Go(オキュラス・ゴー)が発売されました。Oculus Goはパソコンやスマートフォンを必要とせず、単体でVR(バーチャルリアリティ、仮想現実)が楽しめるスタンドアロン型VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)です。価格も当時は23,800円からと比較的安価なため、日本でも購入者が増えこれまでと比べ一気にVR環境が広がりました。 VR環境の普及に伴い、ウェブコンテンツにおいてもVR対応へのニーズが増えています。ウェブブラウザにはWebXR Device APIが策定されており、これを使用することでブラウザでもVR体験が可能です。 ※以前はWebXR APIではなく、WebVR APIという仕様がありました。WebVR APIの策定はv1.1で停止しています。VR以外にもAR(拡張現実)やMR(複合現実)といったXR(◯◯現実)を総合的に扱うWebXR Devic
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