復興増税では金解禁で恐慌に突入した浜口雄幸内閣の二の舞に。政府税制調査会に出された財務省の言い分をすべて論破する 野田総理の外遊の間に、増税一直線が進行中だ。民主党内での増税論議が加速している。26日の週には復興増税が決まる勢いだ。 26日といえば、旧知の古賀茂明さんが退職する。私らが安倍政権時代からはじめた公務員制度改革の流れがついに途絶えてしまう。民主党がまともな公務員制度改革を行わずに、増税路線に舵を切ったことが、古賀さんの退職で明らかになった。 なぜ古賀茂明さんを登用しないのか 古賀さんの登用について、私は最後の最後まで民主党が豹変することを期待していた。私らが安倍政権の時に行った公務員制度改革第一弾では民主党はかなり賛同者が多かった。福田政権の時の公務員制度改革第二段では、ねじれ国会であるにも関わらず民主党が賛成して、法案成立にこぎ着けた。その当時の渡辺喜美公務員制度改革相は法案
野田政権になって、日銀の金融政策にどのような影響が出てくるのか、とても興味深い。その試金石が7日の政策決定会合だった。 増税一直線を標榜する野田政権では、金融緩和は望み薄だ。本格的な金融緩和をして、デフレ脱却・円高ストップとなると、名目成長率が上昇し税収が増える。 もちろん国民にとってはそれがベストであるが、なんとしても増税したい財務省にとっては不都合だ。 日銀は財務省にコンプレックスがあり、国債を引き受けたり購入すると「負け」という風土がある。日銀が国債を引き受けたり市場から購入するとカネが市中に出回り金融緩和になるが、もともと日銀の気質は金融緩和をいやがる。その上に、財務省が本音では金融緩和を望まないとわかれば、なおさらだ。 もっとも、建前はデフレ脱却・円高ストップなので、日銀として金融緩和していないとはいえない。そこで、なんちゃって金融緩和の態度をする。 マスコミは日銀の言
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明後援会ホームページの「三橋通信 」で、三橋の日々の活動内容をご紹介しています。 株式会社三橋貴明事務所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから」 三橋貴明のツイッター はこちら 人気ブログランキングに参加しています。 人気ブログランキングへ -------------- 三橋貴明の新刊、続々登場! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ チャンネルAJER更新しました. 『国家の役割について(前半)』三橋貴明 AJER2011.8.30(1) 『国家の役割について(前半)』三橋貴明 AJER2011.8.30(2) 今週と来週の二回に渡り「国家の役割」という大きな話について取り上げました。 ◆◆◆
菅政権が終わりを迎える段階で、延命策なのか、駆け込みで次々と大きな政策課題が出てくる。 6月2日の内閣不信任騒動に隠れて目立たなかったが、その日に消費税率を2015年度までに10%まで引き上げる社会保障と税の一体改革案が公表された。 政府与党は、この案を20日にも決定する見込みだった。ところが、17日行われた民主党調査会・PT合同総会では、反対意見が9割以上を占めていた。 20日夕に開かれた民主党の「社会保障と税の抜本改革調査会」(会長・仙谷由人代表代行)でも出席者からは批判が続出。小沢鋭仁会長代理が「今日、政府で決めるという話はやめてもらう」となった。政府は同日夜に予定した「政府・与党社会保障改革検討本部」の開催を断念した。 なぜ今、消費税増税になるのかというと、政権交代前の麻生政権で「増税時限爆弾」が仕組まれたからだ。09年度所得税等を改正する法律附則104条だ。施行時の財務大
日銀の白川方明総裁は25日の「東日本大震災後の日本経済」をテーマとする講演で、国債を日銀が直接引き受けることについて「無から有を生み出す打ち出の小づちのような便利な道具はそもそも存在しない」と述べて否定した。 白川総裁は講演で一方的に話し、質問は予定されたものだけを受け付ける時には、威勢がいい。ところが、国会で鋭く追及される時には違う言い方をする。例えば、3月25日の衆議院財政金融委員会での山本幸三議員とのやりとりではちょっと違う答え方をしている。 山本議員は、日銀直接引受について、毎年財政法5条の「ただし書き」に基づいて借換債で行われていることを質した。驚いたことに野田佳彦財務相はその事実を知らなかった。白川総裁は、その事実に言及せずに、財政法5条本文で日銀直接引受が禁止されていることだけを答えた。 山本議員は、毎年行われている日銀直接引受で通貨の信認が失われたか、と白川総裁に質し
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