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ジャンル・分類とbookに関するja_bra_af_cuのブックマーク (11)

  • マーティン・J・S・ラドウィック『太古の光景』(菅谷暁・訳) - logical cypher scape2

    サブタイトルは先史世界の初期絵画表現。原著タイトルは”Scenes from Deep Ttime: Early Pictorial Representation of the Prehistoric World” 19世紀のパレオアートについての科学史 「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」展 - logical cypher scape2の副読として読み始めたのだが、行く前に読んでおくべきだった*1。少なくとも、恐竜図鑑展の第1章についての理解度は爆上がりするし、「パレオアートって一体何だ」というモヤモヤ感もある程度は解消する。 このの存在自体は、以前から知ってはいたのだが、邦訳があることを認識していなかった*2。実は原著は電子で買っていたのだが、そのまま積んでいた。英語で読める気がしないので邦訳があってよかった*3。 聖書の挿絵についての伝統を伏線としながら、過去の伝統から何を

    マーティン・J・S・ラドウィック『太古の光景』(菅谷暁・訳) - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2023/06/30
    19世紀にもうあったのね/“ジャンルの始点を決めるのは難しいけれど、それとは別に、そのジャンルが確立した時期というのもある〔……〕ジャンル概念には、その起源の歴史と使用の歴史との区別がある、”
  • 『種を語ること、定義すること:種問題の科学哲学』書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    網谷祐一 (2020年12月20日刊行,勁草書房,東京, viii+238+xv pp., 体価格3,200円, ISBN:978-4-326-10288-4 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2021 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 肩透かしから学ぶ「種問題」の現在「《種》とは何か?」「《種》はどのように定義できるのか?」—— 生物体系学において長きにわたって戦わされてきた「種論争」のなかで幾度も問われ続けてきたこれらの疑問は現在もなお解決できてはいない.地球上の生物多様性を語るとき,誰もが “共通通貨” として使うに値する《種》の概念があればさぞかし役に立つだろう.しかし,過去何世紀にも及ぶ種論争の泥沼から抜け出られる気配はいまだにない.ワタクシはこの種論争は解決されることに意義があるのではなく,いかにしてそれととも

    『種を語ること、定義すること:種問題の科学哲学』書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
  • 『フィルカルVol.3 No.1』 - logical cypher scape2

    分析哲学と文化をつなぐ雑誌通巻5号 急にこれまでの倍くらいの分厚さに 今回は、分析美学の論考が2に、前号の「大森靖子と推論主義」に対するリプライ、イベントのレポート記事などもあって盛りだくさんとなっている。 また、号に「創造と複製-芸術作品の個別化-」を投稿した岩切啓人、「スーパーヒーローの概念史-虚構種の歴史的存在論-」を投稿した高田敦史、ならび にコメンテーターとして森功次が登壇したトークイベントが、4月21日に田原町の書店「Readin’ Writin’」にて開催された。 このイベントについても、各論文のページで簡単に触れる。 4月21日にトークイベントを開催します。 | フィルカル 哲学への入門 デヴィッド・ルイス入門 第2回 反事実条件文(野上 志学) 研究への招待 論文「T. M . スキャンロンと価値の責任転嫁説明-「理由への転回」の里程標-」(岡 慎平) イベント「哲

    『フィルカルVol.3 No.1』 - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2018/05/03
    “「スーパーヒーローの概念史-虚構種の歴史的存在論-」(高田 敦史)”
  • 三中信宏『思考の体系学』 - logical cypher scape2

    サブタイトルは「分類と系統から見たダイアグラム論」 分類や系統を視覚的に表現するために用いられるダイアグラム、書では特に系統樹に関して、その数学的な基礎と存在論的な基礎を示していく 三中信宏『系統樹思考の世界』 - logical cypher scapeや三中信宏『分類思考の世界』 - logical cypher scape、三中信宏『進化思考の世界』 - logical cypher scape、また、自分は未読だが『系統樹曼荼羅』などの三中のこれまでの著作の話をまとめつつ、さらにより専門的なところまで踏み込んだものとなっている。 ダイアグラムを読み取るための「骨格」としての数学と、「肉付け」としての存在論*1 分類思考はメタファー、系統樹思考はメトニミーというのは、以前の著作からすでに何度か書かれていることだが、引き続きそれらの関係についても深められている。 書は、グラフ理論

    三中信宏『思考の体系学』 - logical cypher scape2
  • 言語表現とコミュニケーション 語はなぜ多義になるのか  |朝倉書店

    語用論の中心課題である,言語表現とコミュニケーションの場の解明,特に意味伝達のプロセスを解明するシリーズ。第1巻では,意味理論,語用論理論をもとに語の多義性を分析し,歴史的意味変化や,借用の過程で生じる意味変化を扱う。 シリーズ 言語表現とコミュニケーション・全3巻 1.語はなぜ多義になるのか ―コンテキストの作用を考える- 中野弘三 編 2.対話表現はなぜ必要なのか ─最新の理論で考える─ 東森 勲 編 3.発話の解釈はなぜ多様なのか ─コミュニケーション能力の働きを考える- 中島信夫 編 ○弊社関連のご紹介 中野弘三先生は,『意味論』(朝倉日英対照言語学シリーズ6)の編者です。 東森勲先生は,『語用論』(朝倉日英対照言語学シリーズ7)の著者です。 中島信夫先生は,『語用論』(朝倉日英対照言語学シリーズ7)の編者です。 それぞれ、合わせてよろしくお願いいたします! ◎刊行のことば 言語

    言語表現とコミュニケーション 語はなぜ多義になるのか  |朝倉書店
  • 『思考の体系学:分類と系統から見たダイアグラム論[仮題]』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    三中信宏 (2017年刊行予定[もうすぐ],春秋社,東京) 【目次 ― 最終案(2017年2月13日)】 プロローグ:思考の体系化は「可視化」から始まる  1. 天気図記号:複数の情報を束ねるダイアグラムの基機能 2. イデオグラフとメトログリフ:ダイアグラムの試行錯誤 3. チャーノフの顔:ダイアグラムの視認性を改良する 第1章 ダイアグラム博物館 ― 思考の体系化の歴史をたどる  1.1 画家ギヨーム・ヴルランが描いた家系図(15世紀ベルギー,ブルージュ) 1.2 作家ジョバンニ・ボッカチオが描いた神々の系図(14世紀イタリア,フィレンツェ) 1.3 修道士ランベールが描いた善悪の樹(12世紀フランス,サン=トメール) 1.4 法学者ジャック・キュジャスによる最古の系図表(9世紀フランス,トゥールーズ) 1.5 神学者フィオーレのヨアキムが描く歴史の樹(12世紀イタリア・フィオーレ)

    『思考の体系学:分類と系統から見たダイアグラム論[仮題]』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
  •  「生物学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    生物学の哲学入門 作者:良太, 森元,泉吏, 田中発売日: 2016/08/26メディア: 単行 書は森元良太,田中泉吏という2名の若手哲学者による「生物学の哲学」の入門書だ.進化理論とそのダーウィン以降の学説史を簡単に解説し,いくつかの哲学的なトピックを選んで,これまでに議論されてきたことをまとめている. 第1章 進化理論と進化学説史 ダーウィンのOrigin(種の起源)のテーマが何かというのは,いろいろな読み方があって,ソーバーがそれで一冊書いている.ここではダーウィンの論証の鍵は生命の樹仮説と自然淘汰説の2つだと平行的にまとめている.それぞれの解説は簡潔で要を得ている.ただし自然淘汰の条件として,変異の存在,変異が適応度にかかるものであること,変異が遺伝することの3つのみをあげていて,競争の存在をあげていないのは少し引っかかる*1. ここでダーウィンの論法が「最善の説明への推論(

     「生物学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 三中信宏×山本貴光:本を読むときに系統樹で考えるための《可視化することばとビジュアル》 前編「ネットワークを読み解くリテラシーを、基本的に人間は持っていない」- DOTPLACE

    2015年11月11日にパシフィコ横浜「第17回図書館総合展」B&Bブースで行なわれた、『THE BOOK OF TREES―系統樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィックス』(マニュエル・リマ、ビー・エヌ・エヌ新社、2015年)の翻訳者・三中信宏さんと、紀伊國屋書店主催の「紀伊國屋じんぶん大賞2016 読者と選ぶ人文書ベスト30」において7位を受賞した『を読むときに何が起きているのか ことばとビジュアルの間、目と頭の間』(ピーター・メンデルサンド、フィルムアート社、2015年)日語版解説・山貴光さんによるトークイベントの模様を、前・中・後編にわたってお送りいたします。 科学とデザインとの関係性、とグラフィックスのあり方など、これからのメディア、編集を考える上で示唆に富む話題が繰り広げられる対談、お楽しみください。 山貴光(以下、山):今日は対談のテーマである2冊の

    三中信宏×山本貴光:本を読むときに系統樹で考えるための《可視化することばとビジュアル》 前編「ネットワークを読み解くリテラシーを、基本的に人間は持っていない」- DOTPLACE
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2016/03/11
    "いわゆる階層的ではないネットワーク型の分類が、日本ではよく広まっていますね。それの大元は何かというと、密教、仏教です""われわれ人間は、基本的にネットワークを読み解くリテラシーを持っていない"
  • 藤川直也『名前に何の意味があるのか: 固有名の哲学』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    名前に何の意味があるのか: 固有名の哲学 前半は新しい名前の指示の理論、後半は名前の意味論と語用論で、どちらもよく知らない分野だったので大変勉強になった。 一部で有名なように、クリプキは名前を用いた指示について因果説(ただし書はこれを歴史的・社会的説明と呼ぶ)と呼ばれる立場をとった。起源において、命名者が名前を与える。名前は使用され伝えられることで人から人へ受け渡され、広がっていく。名前の受け渡しの因果連鎖によって私は一度も会ったことのない多くの人の名前を知っているし、それらの名前によって、見知らぬ人を指示することができる(そうでなければ、私はクリプキについて語ることはできないだろう)。 この説によれば、名前の使用は、この名前の受け渡しのネットワークによって対象を選び出し、指示することになる。 書はこの立場を真剣に受け止めつつも、批判し、エヴァンズ、ペリーなどに影響を受けた別の説明を与

    藤川直也『名前に何の意味があるのか: 固有名の哲学』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/04/19
    "本書は、名前について、名前に結びつけて絶えず情報が生産され流れ続けるようなネットワークを考える。指示が変更されるケースはネットワークを流れる情報の変化によって説明される"
  • デイヴィッド・M・アームストロング『現代普遍論争入門』(秋葉剛史訳) - logical cypher scape2

    普遍についての現代形而上学の入門書 普遍論争というと中世スコラ哲学が連想されるだろうが、現代の哲学においてもなお論争の続いているトピックである。 普遍についての問いというのは、「トークンa、b、c……が同じタイプFであるとはどういうことか」というもの よくある例で恐縮だけど、リンゴとかトマトとか郵便ポストとか太陽とかはみな「赤い」。つまり、同じ「赤い」というタイプのトークンなんだけど、それは一体どうやったら説明出来るのか、と。 (ここでは「赤い」という性質を例に挙げたが、「aはbより前にある」とか「aはbを愛している」とかいった関係もまた書では同様に扱われている) これに対して、アームストロングが6つの立場(さらにもう少し細かく分かれるけど)について解説し、それぞれの道具立てや問題点を挙げ、比較を行っている。 各説の問題点などを比較考量した上で、その中でも最も伝統的な立場である普遍者説(

    デイヴィッド・M・アームストロング『現代普遍論争入門』(秋葉剛史訳) - logical cypher scape2
  • 『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 分類学の進化 - HONZ

    世界は名前であふれている。 街ゆく若者が凝視する手のひらサイズの四角い機械には「スマートフォン」、鋭い目つきでゴミをあさる黒い鳥には「カラス」、体毛がほとんどなく出歯のネズミには見たままの「ハダカデバネズミ」という名前がある。これらの名前はもちろん、自然に授けられたものではなく、ヒトによってつけられたものである。名前のないものを見つけることが難しいほどに、ヒトはあらゆるものを分類し、命名してきた。世界を分類し命名することは、ヒトのDNAに組み込まれた能なのかもしれない。 それではヒトは、この分類し命名する能を抱えて、どのように世界と対峙してきたのか。人類の誕生以来能に任せて行っていた分類と命名が、学問へと昇華したのは18世紀。古典物理学がアイザック・ニュートンの『プリンキピア』から始まったように、生物の分類学はカール・リンネの『自然の体系』から始まった。書はリンネがどのように生物界

    『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 分類学の進化 - HONZ
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