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文化人類学に関するja_bra_af_cuのブックマーク (243)

  • 既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書

    万物の黎明 人類史を根からくつがえす (翻訳) 作者:デヴィッド・グレーバー,デヴィッド・ウェングロウ光文社Amazonこの『万物の黎明』は、世の中にはやってもやらなくてもいいようなクソどうでもいい仕事で溢れているのではないかと論を展開した『ブルシット・ジョブ』で知られるデヴィッド・グレーバーの最新作にして、遺作となった大作ノンフィクションである(単著ではなく、考古学の専門家デヴィッド・ウェングロウとの共著)。今回テーマになっているのは、サブタイトルに入っているように、「人類史」だ。 多くの(特に売れている)人類史には、環境要因に注目したジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』や「虚構」をテーマにしたユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』のように「わかりやすい切り口」が存在するものだが、書(『万物の黎明』)の特徴の一つは、数多語られてきた「わかりやすい切り口」の「ビッグ・ヒストリ

    既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書
  • 「ブルシット・ジョブ」著者が遺作で切り込んだ相手

    「ポップ人類史」を根から批判 『万物の黎明』のひとつのもくろみは、ユヴァル・ノア・ハラリやジャレド・ダイアモンド、スティーヴン・ピンカーなどのベストセラーの著者たちのテキスト、いわゆる「ポップ人類史」を根から批判することにある。かれらへの言及と批判は、書の随所にあらわれる。 かれらのほとんどが、人類学にも考古学にも門外漢である。しかし、かれらは人類学や考古学の領域でのめざましい近年の発見をつまみぐいしながら、旧来のパラダイムに巧みに適合させた著作を書いている。そしてそれによって人は、世界の見方を揺るがせにすることなく、新奇な発見をたのしむことができる、と。その批判は、辛辣である。 「わたしたちの議論展開に性急さのようなものが感じられるとしたら、その理由は、現代の著述家の多数が、ホッブズやルソーといった啓蒙時代の偉大な社会哲学者の現代版はわれなりといった風情で、おなじ壮大な対話を(ただ

    「ブルシット・ジョブ」著者が遺作で切り込んだ相手
  • 書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    人間性の進化的起源 作者:ケヴィン・レイランド,豊川航勁草書房Amazon 書はヒトの知性や認知能力や心のあり方の進化的な起源を「文化進化」を深く考察することにより探索するだ.そしてその中では累積的文化進化,ニッチ構築,遺伝子と文化の共進化にからむ正のフィードバック過程がキーコンセプトになる.著者はケヴィン・レイランド.原題は「Darwin’s Unfinished Symphony: How Culture Made the Human Mind」 書全体は第1部「文化の基礎」で模倣や文化にかかる行動や能力がどのように進化しうるのかをまず整理し,第2部「人間らしさの進化」でヒトを特別にしているものは何か,それはどうして(ヒトだけに)進化したのかを扱うという構成になっている. 第1部 文化の基礎 第1章 ダーウィンの未完成交響曲 冒頭で,ダーウィンは土手を覆い尽くす生物たちの多様性を

    書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 同性婚とインセストから現代の結婚に求められるものを考える

    同性婚の法制化を求める声が大きくなっている。それに対して反発が広がり、「そもそも結婚は生殖(あるいは出産)のためにあるのであり、出産しないカップルに結婚による法的利益を提供する必要はない」とか「同性婚を許容するなら兄弟姉妹の結婚も許されるべきではないか」といった議論も飛び出した。後者に関しては特に、牽強付会と言っても構わないと思われるが、なぜそのような錯誤が生じるのかも含めて、もう一度「婚姻」と「再生産(子どもをつくること)」の関係を考え直してもいいかもしれない。稿で述べる論点をまとめるなら、以下のようになる。この三つに違和感を感じない方は、最終節だけ読んでいただいても構わないと思う。そうでない方は、少し長くなるが全文にお付き合いいただければ幸いである。 (1)婚姻は生殖のためにあるのではないし、人類のインセスト・タブーは生物学的(優生学的)根拠に基づくものではない (2)日文化のイン

    同性婚とインセストから現代の結婚に求められるものを考える
  • 『ダイエット幻想』3刷にあたって ー承認欲求を否定しながら、刺激する社会をいかに生きるか | 磯野真穂ブログ

    ダイエット幻想』3刷にあたって ー承認欲求を否定しながら、刺激する社会をいかに生きるか 2023 1/15 1月12日に『ダイエット幻想』重版のご連絡をいただきました。それに際し、書発刊時に私がnoteに書いた文章を転載します。3年前に記した『ダイエット幻想』での挑戦は多少なりとも成功をおさめたのかもしれません。 承認欲求を否定しながら、刺激する社会をいかに生きるかー「ダイエット幻想」に込めた挑戦 (2019年10月11日) 今年の6月22日、私は『ダイエット幻想』の終章を書き終わり、5日後の6月27日に『急に具合が悪くなる』の最終便を宮野さんに託しました。 私はこの二つのを同時並行で書いていました。 でも、だからこそ、宮野さんへの最後の書簡は、『ダイエット幻想』を書き終えた状態で、書簡にだけ全力を投じられる状態で書きたかった。 『急に具合が悪くなる』は私にとって、これまでに経験した

    『ダイエット幻想』3刷にあたって ー承認欲求を否定しながら、刺激する社会をいかに生きるか | 磯野真穂ブログ
  • チコちゃんの「なんで?」は最悪の愚問である…「5歳児の罵倒芸」に文化人類学者が本気で怒りを抱いたワケ 「ボーっと問うてんじゃねーよ!」と言いたい

    問いかけに潜んだ問題点 「チコちゃんに叱られる!」は、2018年4月に放送が開始された、NHK総合テレビのクイズ形式の教養バラエティ番組である。5歳の少女チコちゃんが、日常のありふれた事象を取り上げ、大人たちに対しクイズを出題する。 当たり前すぎて改めて考えたこともない日常のことがらについて、大人たちがその背景などを理解しておらず、答えに窮したり曖昧なことを答えたりした時、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と罵倒するのが定番となっている。その後、一見分かりにくい短答を示し、その内容を研究者などの専門家がVTRで解説するという構成である。 番組のウェブサイトから、いくつかの問いを引用してみよう。 「いってらっしゃーいってお別れのとき、手を振るのはなぜ?」 「かんぱーいのときにグラスをカチン、なぜするの?」 「温かいみそ汁はなぜモヤモヤしているのか?」 「オセロはなぜ白と黒で争うゲームになったの

    チコちゃんの「なんで?」は最悪の愚問である…「5歳児の罵倒芸」に文化人類学者が本気で怒りを抱いたワケ 「ボーっと問うてんじゃねーよ!」と言いたい
  • 人権、環境、道具箱|高梨ひばり|note

    世に倣い、私もこの1年を振り返ってみる。 4月、人事異動の季節。新たに異動してきた方に、こう紹介された。 「こちら<かなりや>の高梨さん。この人ねえ、すごい道具箱持ってるんだよ!」 今年の私の「うれしかった大賞」は、この言葉に決定である。 当は私のものではなくシェルター<かなりや>の備品だが、道具箱が私の「バディ」であることをわかってもらえたのが、とてもうれしかった。 私の愛する道具箱。 キミがそばに居ると、大抵の困難は乗り越えられる気がするんだ。 中には各種カッターやドライバー、巻尺はもちろん、六角レンチセット、ラジオペンチにネジザウルス、モンキー、万能はさみ、針金、バインダー、紙やすり、結束バンド、水道パッキン、ダボ、洗濯機設置に使う水栓ニップルがゴチャっと入っている。 箱には入っていないが、電動ドライバーセットとスチームクリーナー、脚立も立派な「チーム道具箱」の一員である。そしてそ

    人権、環境、道具箱|高梨ひばり|note
  • 「自分らしさ」を求めれば、幸せになれる?医療人類学者・磯野真穂に聞く “今を生きる”術

    男らしさ、女らしさ、自分らしさ――「らしさ」から見えてくることは? ちょっと立ち止まって、「自分らしい」生き方について考えてみましょう。 「男らしく」「女らしく」の価値観に隠されたもの 「男らしくあれ」「女らしくしなさい」という言葉は、誰しも言われた経験があるのではないでしょうか。もし、誰かに「自分らしくあればいい」「自分らしさを大切に」と言われたら、肩から荷が降りて自分が肯定されたような気持ちになる人も多いのかもしれせん。 「らしさ」とは一体何なのでしょうか。「自分らしさ」は当に私たちを解放してくれるのでしょうか? 人の生死や生き方を考える医療人類学者の磯野真穂さんに「らしさ」の正体を伺いました。 「どの社会においても人にはそれぞれの “役割”がおのずと与えられていて、『らしさ』的な表現は、その人の役割を充填する、あるいは自覚させるために、日にかぎらず多くの社会で使われてきた言葉です

    「自分らしさ」を求めれば、幸せになれる?医療人類学者・磯野真穂に聞く “今を生きる”術
  • それは男か人間か?ーマルセル・モース『贈与論』にみる翻訳 | 磯野真穂ブログ

    フランスの人類学者(*) マルセル・モースによる 『贈与論』は、言わずと知れた人類学史上の名作中の名作の1つである。(*モースを社会学者とする場合もあります) その中に”男性の持つ生来の「支配的傾向」”(ちくま学芸文庫:p261)という一節が登場するのだが、これは邦訳の場合。 英訳を見ると、この箇所は”‘basic imperialism’ of human beings”(Translated by W.D.Halls)と訳されている。つまり、「男性」ではなく「人間」と訳されているのだ。 「だったら原文はどうなのよ」ということで、仏語は全然読めないのに仏語の原著を見てみる。するとそこには”hommes”とある。 「おいおい、これは”men”が人間になったり、男になったりするのと同じやつ?」と思い、辞書を引いてみるとどうやらそうらしい。 ということで、フランス語ネイティヴの友人に見てもらう

    それは男か人間か?ーマルセル・モース『贈与論』にみる翻訳 | 磯野真穂ブログ
  • なぜ、「痩せなきゃ」に縛られてしまうのか|人類学者・磯野真穂

    時に私たちを縛ってしまう“しなきゃ”という気持ち。その背景について考えるインタビュー企画「“しなきゃ”はこうして生まれる」、今回は「痩せなきゃ」と考えてしまう心理の裏側を、人類学者の磯野真穂さんに教えてもらいました。 美容や健康のためにダイエットをすることは、否定されることではありません。しかし「痩せなきゃ」という気持ちが加速すると、過度なプレッシャーから心身のバランスを崩してしまうケースもあります。 拒や過に悩む人たちへの取材や「痩せ願望」にまつわる研究を通じ、人々の「痩せなきゃ」という願望に向き合っている磯野さん。今回は現代社会にまん延する「痩せ願望」についてお話を伺いました。 「自己管理」と「自分らしさ」の先に生まれた「痩せ願望」 ──磯野さんはこれまで「痩せなきゃ」という思いにとらわれてしまう多くの人たちに、研究を通じて向き合われてきたと思います。現代社会がこれほど「痩せている

    なぜ、「痩せなきゃ」に縛られてしまうのか|人類学者・磯野真穂
  • 異文化狂気『精神医学と文化人類学』

    精神科医は臨床に打ちこめば打ちこむほど、経験を積めば積むほど、「奇妙」な人になる。文化人類学者は、現地調査に打ちこめば打ちこむほど、経験を積めば積むほど、「泥くさい」人になる。 精神医学も文化人類学も共に、19世紀に西欧の諸社会が「狂人」や「蛮人」と新しい付き合い方をしなくてはならなくなった時に、そうした事態へのアカデミックな反応として誕生したのだった。 ケー・ミン・リン ”koroにかかっている患者は、男根がだんだん収縮していくという非常に強い恐怖と、ほとんど妄想的レベルといえるほどの確信を持っており男根が完全にお腹の中まで収縮すると死んでしまうと考えている。” ケー・ミン・リン ”Amokはマレイ人の間で最もよくみられ、来は若い男性の病気である。患者は発作に先立って荒野に引き込もり、その後突然、社会にもどり、無差別に出会ったすべての生物を殺すのである。” 強い逆境感に見舞われた時に、

    異文化狂気『精神医学と文化人類学』
  • 人はなぜ贈与するのか - 松村圭一郎 | トイビト

    会員登録(無料)していただくと、記事から任意の箇所を抜粋したり、メモをつけて保存できるようになります。 私たちは日々さまざまな交換をしています。物と物、物とお金、あるいはお金お金。少し注意してみると、そこには二つの様式があることに気がつきます。たとえばバレンタインデーにチョコレートをもらって、1カ月後、お返しのクッキーを渡したとしましょう。私たちは、このやりとりをコンビニでお金を払ってチョコレートを買う行為とは別のものだと認識しています――前者を「贈与交換」、後者を「商品交換」といいます――。では、この二つは一体何が違うのでしょうか。 贈与交換と商品交換の違いの一つに、「等価かどうか」という点があります。あなたは友人に、ちょっといいレストランで事をご馳走しました。するとその友人が後日、自宅に招いて手料理をふるまってくれました。この交換の「収支」はどのように考えればいいでしょうか。金銭的

    人はなぜ贈与するのか - 松村圭一郎 | トイビト
  • 魔女狩り犠牲者にスコットランド首相が正式謝罪

    英スコットランドのダンディーの墓地で写真撮影に応じるクレア・ミッチェル氏とゾーイ・ベンディトッツィ氏(右、2022年1月30日撮影)。(c)Andy BUCHANAN / AFP 【3月20日 AFP】英スコットランド自治政府は今月、数百年前に魔女狩りで処刑された女性たちに正式に謝罪した。謝罪は3月8日の国際女性デー(International Women's Day)に合わせて行われた。 スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon)首相は議会で、魔女狩りは「途方もない規模で行われた不正義」であり、「動機の少なくとも一部には文字通りのミソジニー、女性への憎悪があった」と述べた。 弁護士のクレア・ミッチェル(Claire Mitchell)氏(50)とゾーイ・ベンディトッツィ(Zoe Venditozzi)氏(46)は2年前、「スコットランドの魔女たち(Wi

    魔女狩り犠牲者にスコットランド首相が正式謝罪
  • 人類学者デヴィッド・グレーバーさんを悼む 人間の本性、対立超えると信じた 批評家・片岡大右さん寄稿|好書好日

    「負債論」で一石 「当に自由な社会」求めて 世界的に著名な英国在住の米国知識人、デヴィッド・グレーバーが59歳で急逝した。王道を歩む人類学者として、この分野の拠点ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの教授職にあった彼は、より公正な世界を訴える2011年のウォール街占拠への関与によって、国際的に知られた活動家でもあった。 グレーバーは学問と政治を峻別(しゅんべつ)し、「私をアナキスト人類学者と呼ばないでください」と絶えず求めていたけれど、とはいえ二つの領域はまったく無縁だったのではない。 人類学とは彼にとって、「人間とはなにか、人間社会とはなにか、またはどのようなものでありうるのか」(『負債論』、邦訳16年)を探究する学問だった。マダガスカルのような他なる文化地域に赴いたのも、人間一般の性をより広く深く理解するためにほかならない。 そんな彼が関わったからこそ、ウォール街占拠では、「私た

    人類学者デヴィッド・グレーバーさんを悼む 人間の本性、対立超えると信じた 批評家・片岡大右さん寄稿|好書好日
  • マルチエンティティーズ人類学:存在論的混淆種としての人類 - Lichtung Criticism

    マルチスピーシーズ人類学から発展して、複数の存在論的地位にある対象についての人類学を論じることができる。 それがマルチエンティティーズ人類学(multi-entities anthlopology)だ。 それは虚構的対象、フィクション、物語、ロボット、死者、幽霊、数的対象、概念などといったさまざまな存在論的地位を持つ存在者たちとわたしたち、わたしたち以外、わたしたちとわたしたち以外のあいまが複合体となって、それらがどのように生を営むのか、どのようなふるまいをするのか、どんな価値を見出すのかを明らかにしようとする学問だ。 マルチスピーシーズ人類学が、狭義に存在する動物たちと人間を扱うのなら、マルチエンティティーズ人類学は、実在する、という特性を超えて、非実在や虚構と呼ばれうる存在論的に多様なスピーシーズ=マルチエンティティーズと人間の関わりを主題化しようとする。 たとえば、綾波レイやアスカラ

    マルチエンティティーズ人類学:存在論的混淆種としての人類 - Lichtung Criticism
  • 第27回:衣服の記号論 - はぐらかし・やり過ごし・じゃれ合い的生活のすすめ

    3.記号とブリコラージュ――あるいはモノの単独性について 3-1.制服という記号 鷲田さんのこの(『ちぐはぐな身体』)は、衣服やファッションを「記号」として扱っただということができます。つまり、衣服の記号論ともいえます。ただし、衣服を記号だというとき、それは衣服が着る人の地位や職業や性別や年齢やキャラ(つまり同一性)を示す記号だということだけではありません。同一性を表す記号としての衣服の典型が「制服」ですが、鷲田さんは、このの中で、制服についていろいろ考察して、制服が制度的な同一性に人を従順に縛り付けておくものといった、一筋縄の単純な「記号」ではないことを論じています。たとえば、鷲田さんは、制服を着崩すことが抵抗の表現になるだけではなく、制服の「裏の顔」として、「制服へのいわば裏返されたまなざし」、すなわち、コスチューム・プレイや着せ替え、異性装、セーラー服願望など、制服への執拗なフ

    第27回:衣服の記号論 - はぐらかし・やり過ごし・じゃれ合い的生活のすすめ
  • 日常の時代に生きる記号を喰う:食マンガ批評試論|1 - Body Arts Laboratory Report

    24 Sep.2023都市へのトランジットな介入としてのフェスティバル|宮下寛司 22 Apr.2023WWFesにおける〈らへん〉の系譜|渋革まろん 10 Jan.2023under the s(e)wing machine|田中さとみ 05 Jan.2023都市「港区」の風景を求めて|石見舟 02 Dec.2022普通について手間をかける|増茂悠人 11 Sep.2022解題|〈らへん〉のらへん|いんまきまさこ 24 Mar.20227days 巣鴨店レポート|林慶一 27 Feb.2022これは確かに、ダサカッコワルイ・ダンスだわ|郡司ペギオ幸夫 01 Feb.2022令和三年のドッジボール|冨塚亮平 24 Dec.2021ロバート・スミッソンをめぐる三つの旅|三輪健仁 14 Dec.2021都市の顔、漂う身体|石山友美 11 Dec.2021日常の時代に生きる記号を喰う:マンガ批

  • 「文字の誕生」で人類は何ができるようになったのか? | 人類言語のディープ・ヒストリー

    賛否が沸騰中! SNSを中心にじわじわと火がつき、いまやすさまじい注目を集めている集中連載。練りに練った著者の思索が色鮮やかに展開する第2回を、「月」の起源にまで到達する大型論考としてお届けする。 5 「外部メモリ」としての文字が文明を生んだ 人類の言語進化が約7万年前のトバ火山爆発の後におきたデジタル進化であり、①音節、②文字、③電子化の3段階の発展だととらえるのは、英国の分子生物学者ジョン・メイナード・スミスだ(『生命進化8つの謎』より)。連載第2回は、文字はどのような進化であるのかを考えてみたい。 6万6000年前に南アフリカの洞窟のなかで母音を獲得した言語的人類は、その後アフリカ大陸を北上し、5万年前にはごく一部が紅海南端の海峡を渡ってユーラシア大陸に移動した。その数、推定200人程度。おそらくシナイ半島はネアンデルタール人が支配していて通れなかったのだ。 遺伝子を解析すると、い

    「文字の誕生」で人類は何ができるようになったのか? | 人類言語のディープ・ヒストリー
  • 南極大陸の発見者はポリネシア人、7世紀初頭に到達か NZ研究:時事ドットコム

  • #4351. 儀礼としての言語行為

    滝浦 (6) が,オーストラリアのアボリジニ社会の原初的な宗教における聖性について,フランスの社会学者 Durkheim の要点を以下のように示している. 【デュルケームの儀礼論】 (i) 「聖なるもの」への態度は,すべて「儀礼 (rites)」において表される.儀礼の形をとることで,人びとのふるまいの社会的意味を共同体全体で共有することができる. (ii) 儀礼の第一の機能は,聖なるものの聖性が汚されることのないように,聖なるものを俗なるものから分離し隔離することである.この場合,儀礼は基的に「?しない」という否定形で規定されるので,「消極的儀礼(仏 rites négatif 〔ママ〕)」と呼ぶことができる. (iii) 聖なるものの聖性が汚されないという前提のもとで,ある特殊な条件が満たされるならば,聖なるものと通じ合うことが許される.この場合,儀礼は「?してよい」という肯定形で規

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/03/27
    "宗教でいう神などに相当する聖なるものは,言語においては個人の "face" ということになる" faith/face 儀礼/礼儀 守るべきプロトコルがあるという点では同じコミュニケーションの異なるあり方なのかも?