クリプトン・フューチャー・メディア(北海道札幌市)の歌声合成ソフト「初音ミク」が、日本ネーミング協会が主催する「日本ネーミング大賞2023」で「最優秀賞」を受賞した。12月4日に都内で行われた表彰式では、審査委員長を務める太田光さん(爆笑問題)から伊藤弘之代表に記念の盾とトロフィーが贈られた。 講評では「“未来からきた初めての音”というコンセプトがグッド」「テクノロジーだけでなくキャラクター性を持たせたことが成功要因。 ネーミングが世界観を拡げた好例」など高い評価を受けた。今年、設定と同じ16歳を迎えたことも理由の1つだという。 初音ミクは、2007年8月31日に発売した歌声合成ソフトの名称であり、同ソフトのキャラクターでもある。発売直後から市井のクリエイターによって多くの音楽、イラストや動画が作られ、ネットで拡散されて世界中に広まった。 クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤代表は「1