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方法論に関するja_bra_af_cuのブックマーク (59)

  • 三者三様の「聞く責任」。信田さよ子さん(カウンセラー)×上間陽子さん(教育学者)×岸政彦(社会学者)さん/本『言葉を失ったあとで』刊行記念トークイベント - 「雛形」違和感を観察する ライフジャーナル・マガジン

    三者三様の「聞く責任」。信田さよ子さん(カウンセラー)×上間陽子さん(教育学者)×岸政彦(社会学者)さん/『言葉を失ったあとで』刊行記念トークイベント 青山ブックセンターのオンラインイベントで、過去最高の申込数だったという、信田さよ子さんと上間陽子さんの対談集『言葉を失ったあとで』の刊行記念トークイベント。 語り手は、公認心理師・臨床心理士としてアルコール依存症、摂障害、DVなどの当事者のカウンセリングを行ってきた信田さよ子さんと、沖縄で若年出産をした女性の調査や、自身のことを綴ったエッセイ『海をあげる』の著者で、教育学者の上間陽子さん。そして沖縄、生活史、社会調査方法論を研究テーマに、多くの人に聞き取りを行ってきた社会学者の岸政彦さんだ。 『言葉を失ったあとで』で語られたふたりの方法論に、沖縄や生活史をテーマに多くの人に聞き取りを実践してきた岸さんの方法論が重ねられた対話の中から、「

    三者三様の「聞く責任」。信田さよ子さん(カウンセラー)×上間陽子さん(教育学者)×岸政彦(社会学者)さん/本『言葉を失ったあとで』刊行記念トークイベント - 「雛形」違和感を観察する ライフジャーナル・マガジン
  • 哲学の論文に論証が必要であるわけではないこと|山口尚|note

    哲学の論文について「この論文には論証が無い」と批判するひとがいる。こうした批判が的を射たものかどうかはケース・バイ・ケースである。なぜなら――必ずや掴んでおくべき点として――狭義の「論証」には、すなわち論理的に形式化された論証には、行なえない仕事が哲学には存在するからだ。その仕事とは〈物事を新たな相のもとで見られるようにする〉という仕事だ。以下、この点を直感的に説明したい。 「論証(argument)」は、狭義には(すなわち一般に学術的な意味では)、複数の前提から結論を導き出すという構造をもつタイプの文章を指す。ここで――論証の重要な特徴だが――前提と結論のあいだで語の解釈は一定である。さもなければいわゆる「誤謬(fallacy)」が生じる。 さて押さえるべきは、〈物の見方を変える〉というのはこうした論証の行ないうることではない、という点だ。例えば――比喩的な説明になるが――次の図Aを見て

    哲学の論文に論証が必要であるわけではないこと|山口尚|note
  • 「従軍慰安婦」という言葉は、千田夏光氏の造語ではないことはもちろん、ずっと以前から普及した言葉だった可能性があるくらい古い使用例を、国会図書館の全文検索で発見した - 法華狼の日記

    まずは半官半民組織のアジア女性基金から「従軍慰安婦」という言葉の説明を引こう。 慰安婦とは 慰安婦問題とアジア女性基金 いわゆる「従軍慰安婦」とは、かっての戦争の時代に、一定期間日軍の慰安所等に集められ、将兵に性的な奉仕を強いられた女性たちのことです。 これらの人々のことを日で戦後はじめて取り上げた書物の著者たちは「従軍慰安婦」と呼んできました。したがって、日政府がこれらの人々の問題に最初に直面した時も、アジア女性基金がスタートした時も、「従軍慰安婦」という言葉を用いていました。しかし、戦争の時代の文書では、「慰安婦」と出てきます。それで、いまでは、「慰安婦」という言葉を使っています。 1990年代ごろの少し古い見解だからこそ、日社会の認識がどのように変化したのかがうかがえる*1。 「従軍慰安婦」という言葉が広まったのは、1970年代に出版されて映画化されるほど話題になった千田氏の

    「従軍慰安婦」という言葉は、千田夏光氏の造語ではないことはもちろん、ずっと以前から普及した言葉だった可能性があるくらい古い使用例を、国会図書館の全文検索で発見した - 法華狼の日記
  • 哲学のわかり方 - ふくろうは昼寝中

    哲学者はなぜ部屋に引きこもって他人の文章を読むだけで研究できるのか。なぜ外に出てデータを取りにいかないのか? この疑問に対して自分なりの回答を用意しておく必要があるとつねづね思っているが(学際的な分野に関わっているとしばしば言い訳が求められるので!)、昨日授業後に雑談していて、こういう答え方ができるかなと思いついたことがいくつかあった。*1 たとえば歴史学者や社会学者や人類学者は、まだわからないこと、まだ知らないことを明らかにしようとするところにモチベーションがある。それゆえ、外の世界に出て新しいデータを見つけようとする。比喩で言えば、ジグソーパズルを完成させるために欠けたピースを探す。パズルのように決まった正解があるわけではないので、むしろモザイク画を作るための素材を探す、という比喩のほうが適切かもしれない。 一方で哲学者は、自分(および想定される読者)がすでにそれなりにわかっていること

    哲学のわかり方 - ふくろうは昼寝中
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/06/17
    "自分と想定読者が直観を共有していることについて強引に同意を求めているように見えるところが、他分野の人からすれば気持ち悪いんだろう"
  • 3.1 哲学者の積み木 - ゲーム研究における理論的研究の位置づけを考える

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/06/17
    "歴史的事実や物理的事実は新たなデータが出ればくつがえることもあるが、哲学者が問題にしているのは、そういうタイプの事柄ではない"
  • 哲学的考察が「浅い」と言われるとき|山口尚

    自分の facebook の投稿を振り返っていると、2014年10月19日に以下のような文章をあげていた。もう6年以上経ったのか! 題名は「哲学的考察が「浅い」と言われるとき」である。ひとによっては何かしら役に立つかもしれないのでここにアップロードしておく。 >>> http://d.hatena.ne.jp/conchucame/20141015/p1 森君のブログ(うえのリンク)にもありますが「分析哲学は浅い」と批判されることがあるようです(あるいは「薄っぺらだ」や「当の哲学でない」などの表現で批判されることもある)。 「分析哲学は浅いか」――この問いについて気になるのは、ここでの「浅い」はどういう意味か、です。以下、私の考えを述べます。 まずは前置き。私の関心は《分析哲学は質的に浅いか否か》にはありません。「分析哲学」と呼ばれる伝統に属す者が深い思索を展開しうるか否かは、結局のと

    哲学的考察が「浅い」と言われるとき|山口尚
  • 言語の研究者はことばの規範とどう付き合う(べき)か,についてちょっとだけ - 誰がログ

    はじめに 下記の話題に関して,「言語の研究者は(軽々しく/何があっても)ことば遣いに関する規範に口出しするのは良くない」という反応を見かけたので,関連して今の自分の考えを少し書いておこうと思いました。 togetter.com 解説や問題の整理という類のものではなく,実際の研究者がどう考えているかということの1例だと思ってください。とりあえず以下ジェンダーに関わる話はぜんぜんしていません。というか書いた後に思ったのですがとてもごちゃごちゃしているので,もっと良い議論ができる人の叩き台になれば僥倖です(叩けるほどの強度もないかも)。 言語学と規範 言語学の入門では,どれくらい詳しくやるかは差があるでしょうが,必ずと言っていいほど「言語学は規範的ではなく記述的である」というような話が出てきます。重要なポイントの1つなので,内容をかなり絞り込んで作った下記の「言語学入門入門」でも取り上げています

    言語の研究者はことばの規範とどう付き合う(べき)か,についてちょっとだけ - 誰がログ
  • あとがきたちよみ/『思考力改善ドリル 批判的思考から科学的思考へ』 - けいそうビブリオフィル

    あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 植原 亮 著 『思考力改善ドリル 批判的思考から科学的思考へ』 →〈「はしがき」「第1章」「第23章」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 はしがき 書のねらいと特色 書は、読者の思考力を改善することを目標にしたテキストである。ここでの思考力改善とは、おおまかに言えば、頭をうまく使い、誤りを避けながら、思考を進めていけるようになることだ。 この思考力改善というゴールを目指して、書では次の2 点を重視する。 1 .人間に備わる「頭の弱点」に注意できるようになる。 2 .「思考ツール」、つまり思考をきちんと進めるための方法や道具を身につける。 人間の頭はし

    あとがきたちよみ/『思考力改善ドリル 批判的思考から科学的思考へ』 - けいそうビブリオフィル
  • レヴィ=ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明 | 東京大学

    レヴィ=ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明 - 文化人類学の基礎「親族の構造」を数理モデルで生成 - 研究成果 多くの人間社会において社会関係は血縁関係によって決まっていて、文化的に同一の集団内では近親者でなくともインセスト・タブーによって婚姻が禁じられている。また集団間の婚姻・親子関係の総体を親族構造と呼び、特に二つの集団間で結婚する限定交換、三つ以上の集団間で一方向の女性の流れがある全面交換などが見出された。しかし、それらの多様な親族構造がいかにして生起するかは明らかでなかった。東京大学大学院総合文化研究科の板尾健司大学院生と金子邦彦教授は、計算機上で原始社会のモデルを用いて親族構造の進化を議論した。婚姻が集団間の協力を促しつつ婚姻上のライバルとの競争をもたらすことを考慮し、社会の時間発展のシミュレーションを行った。その結果、文化人類学者たちが発見した婚姻規則や多様な

    レヴィ=ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明 | 東京大学
  • #3895. 「歴史の if」の効用 (1)

    昨日の記事「#3894. 「英語復権にプラス・マイナスに貢献した要因」の議論がおもしろかった」 ([2019-12-25-1]) で,(英語の)歴史の理解を深めるのに「歴史の if」を議論することが有益であると指摘した. 従来,歴史学では「歴史の if」は禁物とされてきた.実際に起こったことを根拠として記述するというのが歴史学の大前提であり,妄想は控えなければならないというのが原則だからだ.「もしあのとき○○だったら今頃××になっていたかもしれない」などという「未練学派」 ('might-have-been' school of thought) に居場所はないという態度だ. しかし,歴史学からも「歴史の if」の重要性を指摘する声が上がってきている.2018年に『「もしもあの時」の社会学』を著わした赤上 (27) は,序章「歴史に if は禁物と言われるけれど」のなかで,次のように述べて

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/12/27
    出来事の必要原因(必要条件)を探求する方法としての「歴史の if」
  • 凍結ミイラ「アイスマン」壮絶な最期の旅路を解明

    1991年、エッツィ(アイスマン)のミイラ化した遺体を調べる登山家のラインホルト・メスナー氏(右)と仲間。(PHOTOGRAPH BY PAUL HANNY, GAMMA-RAPHO/GETTY) アルプスの氷河で見つかり、「エッツィ」の愛称で知られる有名な男性のミイラ「アイスマン」。負傷し、おそらく追われていたアイスマンは、アルプスの高山で、背中を矢で射られて死亡した。(参考記事:「アイスマンをめぐる5つの意外な事実」) それから約5300年、考古学者たちは今も、彼の死の謎を解明しようと取り組んでいる。このほどアイスマンの発見現場から採取されたコケの分析が行われ、最後の登山の詳細が明らかになった。論文は2019年10月30日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表された。 これまでにわかっていること エッツィは1991年、エッツタール・アルプスを歩いていたハイカーが、イタリアとオーストリア

    凍結ミイラ「アイスマン」壮絶な最期の旅路を解明
  • 『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』読売新聞書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    クリス・チェインバーズ[大塚紳一郎訳] (2019年4月1日刊行,みすず書房,東京, vi+330+xl pp., 体価格4,400円, ISBN:9784622087885 → 目次|版元ページ) 読売新聞大評が一般公開された:「統計学の原罪と救済 — 心理学の7つの大罪…クリス・チェインバーズ著 The Seven Deadly Sins of Psychology」(2019年7月14日掲載|2019年7月22日公開) 統計学の原罪と救済 統計データ解析の界隈では、数年前から、これまで長らく使われてきた個々の解析手法ならびに一般的な研究ワークフローをめぐって論議の高まりが目につくようになった。書の舞台である心理学はその“ホットスポット”のひとつだ。著者は近年の実験心理研究のあり方、とりわけデータの取り扱いをめぐる“後ろ暗い”行為の数々を指摘する。 書が列挙する心理学の「大罪」の

    『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』読売新聞書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
  • 抜井規泰 on Twitter: "この会社で学んだこと① 1995年秋 「2年生記者研修」にて 籔下彰治朗・元朝日新聞編集委員 《(前略)あなた方にはいま、自分は見たままを書けるという自信があると思います。入社以来、徹底して見たままを書けばいい、率直に書けばいいとの教育をされていると思います。》"

    この会社で学んだこと① 1995年秋 「2年生記者研修」にて 籔下彰治朗・元朝日新聞編集委員 《(前略)あなた方にはいま、自分は見たままを書けるという自信があると思います。入社以来、徹底して見たままを書けばいい、率直に書けばいいとの教育をされていると思います。》

    抜井規泰 on Twitter: "この会社で学んだこと① 1995年秋 「2年生記者研修」にて 籔下彰治朗・元朝日新聞編集委員 《(前略)あなた方にはいま、自分は見たままを書けるという自信があると思います。入社以来、徹底して見たままを書けばいい、率直に書けばいいとの教育をされていると思います。》"
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/07/05
    報道でも厚い記述が大事ということね
  • 「分析哲学」の使命は”論理の明晰化”にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏

    分析哲学という分野をご存知だろうか。アメリカやイギリスなどの英米圏では、哲学といえば分析哲学のことを指すほどメジャーな分野になっている。日でも研究が盛んに行われており、3年前には若い世代の研究者が中心となり「分析哲学と文化をつなぐ」をコンセプトとした『フィルカル』という雑誌も創刊された。編集長を務める長田怜氏に、分析哲学とは一般的に思い浮かべる哲学とはどのように違うのか、『フィルカル』とはどのような雑誌なのか、お話を伺った。 分析哲学ってどんな学問? ——まずはじめに分析哲学とはどんな分野か、他の哲学との違いについて教えてください。 おそらく、日人が思い描く哲学者のイメージというのはドイツやフランスの「大陸哲学」の哲学者だと思います。ハイデガーやデリダなどの大家の哲学者がたくさんいて、彼らが主張していることを丹念に読み解くのが哲学であるというイメージを抱いている方は多いのではないでしょ

    「分析哲学」の使命は”論理の明晰化”にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/06/19
    "バウハウスというドイツの学校へ、カルナップが講演に行っていたこともわかってきました。彼がそこに行ったのは当時の建築運動と彼の研究の理念が何か共振したからだと思います" ここでもモダニズムが
  • #3613. 今後の言語変化論の課題 --- 通時的タイポロジーという可能性

    前 次 hellog英語史ブログ #3613. 今後の言語変化論の課題 --- 通時的タイポロジーという可能性[language_change][methodology][typology][diachrony][contact][speed_of_change][hisopra][contrastive_language_history] 『言語の事典』をパラパラめくっていて「言語変化」の章の最後に「通時的タイポロジー」という節があった.英語でいえば,"diachronic typology" ということだが,あまり聞き慣れないといえば聞き慣れない用語である.読み進めていくと,今後の言語変化論にとっての課題が「通時的タイポロジー」の名の下にいくつか列挙されていた.主旨を取り出すと,以下の4点になろうか. (1) 19世紀以来の歴史言語学(特に比較言語学)は,分岐的変化に注目しすぎるあま

  • 「レイベリング論」と「ループ効果」(2015年3月)

    酒井・浦野・前田・中村編『概念分析の社会学』(ナカニシヤ出版・2009年4月刊行) http://socio-logic.jp/ethnomethodology2.php へのコメントからはじまった、 社会学者のいう「レイベリング」と哲学者イアン・ハッキングのいう「ループ効果」との異同に関する議論 「ループ効果」と『概念分析の社会学』についてはこちらも参照のこと: 続きを読む

    「レイベリング論」と「ループ効果」(2015年3月)
  • 視聴メモ:「科学と科学哲学――はたして科学に哲学は必要なのか?」…必要、ただし困ったときだけ(?) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    先週の金曜日、下記のイベントが行われた。 伊勢田哲治×三中信宏 司会=山貴光「科学と科学哲学――はたして科学に哲学は必要なのか?」@ゲンロンカフェ 2019年2月22日 科学哲学者の伊勢田哲治先生(以下、伊勢田氏)と、生物系統学を専門とする三中信宏先生(以下、三中氏)が、山貴光さんの司会のもと対談をするというイベント。 3人のファンである私としては、一も二もなく参加……したかったのだが、都合がつかなかったので、ニコニコ動画のタイムシフトで視聴した*1。 以下、印象が薄れないうちに感想をメモしておく。 ※視聴後に思い出しながら書いた雑な備忘録です。細かい引用などは正確ではないかもしれませんので、ご注意ください。なお、山さんご自身によるイベントレポートと関連文献紹介がこちらにあります:イヴェント「科学と科学哲学――はたして科学に哲学は必要なのか?」 - 作品メモランダム 科学にとって科学

    視聴メモ:「科学と科学哲学――はたして科学に哲学は必要なのか?」…必要、ただし困ったときだけ(?) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • 『社会科学と因果分析:ウェーバーの方法論から知の現在へ』目次 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    佐藤俊樹 (2019年1月29日刊行,岩波書店,東京, xx+407+10 pp., 体価格2,800円, ISBN:9784000613156 → 版元ページ) ひさしぶりに研究学園のイーアスへ.〈アカデミア書店〉の新刊コーナーはもうすでに見たものばかりだったので,奥の方の書棚でぶらぶら探書していたら,不意に佐藤俊樹『社会科学と因果分析』に呼び止められた.先週の読売新聞読書委員会で苅部直さんが書を手にしながら「ウェーバーって統計学者だったんですよねぇ」とのつぶやきを聞き逃すはずもなく,第一ロックはすでに解除された. アカデミア書店でブツを手に取ったら,確かにガウス分布曲線がカバージャケットにあしらわれていて “それっぽい” 雰囲気を漂わせている.統計的因果推論と関係があることは,ジューディア・パールとかイアン・ハッキングへの言及があることからもうかがえる.このとき第二ロックが解除され

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  • 分析美学のQ&A:落語と幻想文学、正しい批評、メタ分析美学 - Lichtung

    はじめに 稿は、分析美学の(ひとつの)質問箱にて受け付けた質問に答える記事です。分析美学に関するトピックに興味のある方の参考になれば。 はじめに 質問1:落語と幻想文学 質問2:正しい批評 質問3:メタ分析美学 注 質問1:落語と幻想文学 Q.1:「友達が落語と幻想文学の共通性をテーマに苦しんでいます。何かヒントはありますでしょうか」(明智小五郎さん) A.1:おもしろい質問ですね。落語と幻想文学。人生ではじめて口にしたならびです。「共通性をテーマに苦しんで」いるとのこと。わたしは「共通性を見出したい」と理解しました。どちらも詳しくないので一般的なヒントを二点だけ。 まずは、それを問う意義はどんなものか考えてみるとよいです。落語と幻想文学の共通性を見出すと何がうれしいのか。なぜその作業に意味があるのか。友人が彼/彼女自身の家族やあなたを納得させうる説明を組み立てていくなかで、問うべき問い

    分析美学のQ&A:落語と幻想文学、正しい批評、メタ分析美学 - Lichtung
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/02/14
    文献案内ありがたし
  • 社会学はどこから来てどこへ行くのか| 有斐閣

    地道な社会調査の労苦と豊穣さ,学史・理論研究の凄み,そして研究者から見た現代社会の問題点とその理解経路について,侃々諤々の議論をそのまま一冊に収録した数年間におよぶ白熱の対話記録。社会学の到達点と展望を楽しみながら読み,考え,共有してほしい。 ※電子書籍配信中!*電子書籍版を見る* ◆書斎の窓にて,書に関わる対談を掲載しています。 →記事を読む ※書の第1章のもとになった「書斎の窓」連載(全6回)を以下のページにてお読みいただけます。 第1回 1990年代の「社会学」 第2回 社会調査と社会学の変貌 第3回 必要とされる社会学と調査史 第4回 社会記述のこれから(2) 第5回 社会学における「理解」 第6回 他者の合理性の理解社会学 はじめに 第1章 社会学はどこから来てどこへ行くのか 第2章 社会学は何に悩み,何を伝えたいのか 第3章 社会学は何をすべきで,何ができるのか 第4章 質